採用だけじゃない!チーム力を高める《組織&マネジメント》推薦図書5+1選

石黒 卓弥/Takaya Ishiguro
6 min readMay 23, 2017

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今年の上半期は、特に「人材育成」をテーマにした良書に多く出会えたと感じています(まだ上半期終わってないですが)。

企業活動において、『採用』が最も大切な活動の一つであることは語り尽くされています。一方、これだけのものが社会で必要とされている現実に目を向けることで、研修や育成というテーマについても、インプット&アウトプットすることで学び、実践していくことが求められてきているのでしょう。

そんなわけで、5+1冊をご紹介したいと思います。

1.HIGH OUTPUT MANAGEMENT(ハイアウトプット マネジメント) 人を育て、成果を最大にするマネジメント

初版1983年の、30年以上も前の本です。

1on1の効用、などについても触れられていますが、とにかく「やりきる」と言うところが随所に書かれています。やっぱりやりきることこそ、と言うところを改めて学ばせてくれる一冊です。

2.ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法

Yahoo!さんの1on1については、あらゆるところでお話を聞いていたので、そのなんたるかを、わかりやすくインストールできる一冊です。

ちょうど読後に、運営のチームの中の人にお話を伺う機会に恵まれたのですが、今なお進化しているとのお話を伺得たことも印象に残っています。

3.フィードバック入門 耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術

「ヤフーの1on1」では「ティーチング」「コーチング」「フィードバック」の3つのスキルについて書かれていますが、その中の「フィードバック」についてかかれたものになります。

あらゆる組織の、それこそ上司側だけではなく、部下側も手にとって読んでみると良いのではないかな?と思った一冊でした。

4.生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの

こちらも大変話題になった一冊です。

「成長するとは生産性が上がること」こう語る本書で「管理職の使命はチームの生産性向上」だと書かれています。

それがなぜなのかを、学ぶことができる一冊です。

5.DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー 2017年4月号

月刊誌にも関わらず、増版が繰り返された伝説の4月号。

  • 年度末の人事査定はもういらない
  • 年度末の人事査定はいまだ有効だ

「リアルタイムフィードバック」に注目が集まる中、このコントラスト効いた特集を出されるところが秀逸だなと。各所で絶賛されていた一冊ですね。

6.人材開発研究大全

+1で紹介したかったのがこちら。めっちゃ分厚いやつですw

これは「読む」というより「引く」という方が適しているかと思いますが、事例が多数あり、また「人材開発」という名のもとに採用から育成評価制度まで幅広く網羅されています。

最近は、採用に関する相談のみならず、組織やチームマネジメントに関する相談をよく受けるようになりました。

いずれも、お勧めできる本ですので、ぜひ手にとってみてください。

本を読んだ後のアクションは、できそうでなかなかできないものです。そんな時は社内のマネージャー同士、上司部下、社長とミドルマネジメントなど、同じタイミングで読み、行動に移しやすくする環境を作るのがいいかなと思います。

おまけ

メルカリでは、採用担当のみならず、人事企画担当(組織・制度)についても大募集しています。気軽にご相談やメッセージ、お待ちしています。

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石黒 卓弥/Takaya Ishiguro

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