ハナラボとして、本当に何をすべきか

研究が必要だと思った二つ目の理由は、ハナラボの目標を設定し直したから。

法人化して3年間、目の前の仕事に没頭してきました。
地域課題の解決を通じて、リーダーシップや創造力を育み、社会変革の担い手を輩出していく。この3年間、「地域課題の解決を通じて、リーダーシップや創造力を育み」というところまでは、できていたんじゃないかと思います。地域に対しても、それなりに成果を残してきました。

でも「社会変革の担い手を輩出していく」はできていない。もちろん、すぐに担い手になるわけではなくて、言ってみれば「将来の」社会変革の担い手を輩出していこうとしています。だからまだ将来的にどうなるかわからないので「輩出できていない」と言い切ることもできません。

それでも「輩出できていない」と思うのは、そもそも私たちが「あなたたちは将来、自ら社会課題を解決するような社会変革の担い手になるべき存在なんですよ」と言っていなかったから。

なぜか。
無力感を抱え、社会課題に対して問題意識もさほどない女子学生に伝えても、荷が重すぎるかなって思っていたんです。

彼女たちの可能性は信じている。それなのに、知らず知らずのうちに期待感を下げていた。それじゃあ、社会変革の担い手を輩出することなんてできないですよね。

4年目にして、改めて「女子学生を社会変革の担い手」にすることを目標にしよう。そう決意を新たにしました。

女子学生を社会変革の担い手として育成するには?

社会変革の担い手、つまりイノベーターを育成する取り組みは世界中で行われています。日本でも文科省が莫大な予算をつけて、東大をはじめとするトップ校でアントレプレナー育成のプログラムを実施しています。多くは、技術を核に事業化することが目的です。

一方でハナラボが取り組むのは、ふつーの女子学生(ふつーの女子学生の定義はまた今度説明します)を社会変革の担い手に育成するというもの。ターゲットが違えば、手法が違うのも当たり前ですよね。

これまでハナラボでは、ふつーの女子学生たちのリーダーシップや創造力を育み、一定の成果を挙げてきました。その育成ノウハウをベースに、さらに彼女たちが社会変革の担い手になるためには何が必要なのか、それを研究して実践する必要がある、そう思うようになりました。

今、そう思うようになったのは私だけで、数年前から常務理事の浜島さんはそう私に訴えていました。でも、今の方法で成果も挙げているし、これ以上何を研究する必要があるのか、正直よくわかっていなかったんです。

でも、目標を高く設定した今、研究なくしてその目標を達成することはできないと考えています(気づくのが遅い!笑)。

そんなこんなで、ようやく足並みが揃ったハナラボ。研究の旅が始まりました。

次回からは、研究の成果をお伝えしていきたいと思います。お楽しみに!