楽天はなぜ間取り図を骨抜きにするのか?

Junichi Hashimoto
3 min readApr 21, 2018

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楽天技術研究所が、興味深いデータを公開していた。

間取り図の解析イメージ(引用:https://rit.rakuten.co.jp/news/article/projects/2017/1220_01/)

昔と比べてデザイン的な要素も強くなってきたいい感じの間取り図を、あえて簡素化させようとしているのです。わざわざAIを駆使して。

なぜそんなことをしようとしてるのかというと、

3D model creation(引用:https://rit.rakuten.co.jp/news/article/projects/2017/1220_01/)

For one, it allows for easy 3D model creation for virtual walkthroughs or interactive home re-modeling.Further, reading the room sizes in the image allows true-to-scale visualization of furniture in the property.

仮想的なウォークスルーモデル、3Dモデル作成ができるようになる、とのこと。

さらには、「ゾーニング」と「動線」の良し悪しをビッグデータ解析して自動評価してしまおう(間取りのスコアリング)などの意図まで見えてきます。

記事の最後には

This model can be directly used in applications for viewing, planning and re-modeling property.

とあるように、もう住宅設計やリフォーム・リノベ計画すらも、データ解析の時代になる日が近そうです。

ぐるなびデータライブラリが自社で蓄積したデータを使って売れるメニュー開発するという文脈と同じ。

居住空間の設計は、建築士じゃなくてデータアナリストにお願いするような日がくるのかも。

続きはこちら
間取り図データで住まい設計が変わる?

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Junichi Hashimoto

SIer、発明塾(TechnoProducer)を経た後、現在は某不動産IT企業にて新規事業開発に従事。特にスタートアップ企業とのアライアンスを推進。知財アナリスト