ただ食べているだけなのに

同じ晩ごはんを食べているだけなのに、どうしてこんなに違う風景になるのでしょうか。

あ、別にごはんのおかずが違うからってわけでなくて、食べているという行為は同じなんですけれど、食べている本人の頭や心の持ちようによって、その晩ごはんを食べているという行為そのものが全くべつものに変わってしまうように感じるのです。

よく日曜の夜は気が重いって言う人がいます。

俗に言う「サザエさん症候群」ってやつで、月曜は仕事があるので、自然とその仕事のことが気になってしまうんですよね。気が重い仕事をしていると、それが引き金となって、日曜のお昼頃までは元気だったのに、ズドーンとテンションが下がってしまい、不眠になってしまうなんてことも。

ただ、食べているんだからその食べているという行為に集中をして、ただおいしいね、って思えればいいだけなんですけど、なかなか難しいものです。

逆に大好きな人と食事をする場合は、その食事を最大級に楽しみます。その食事をキーワードに大好きな人と会話がはずむこともあります。まさにその瞬間を楽しんでいるわけです。

人間は自動的に考える癖がついていて、時にそれがプラスにふれれば企画やアイデアがひらめくという利点があるのですが、マイナスにふれると心そこにあらずで何もできなくってしまうのです。


「食べるときは遊ばないようにしようね」

って子どもたちによく言うのですが、大人だって食べるときは、ただ食べることに集中して、たべものを素直においしいと思い、ありがたいと思い、子どもたちとのその瞬間瞬間の会話を楽しむことに専念したいものです。

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