今、この瞬間を楽しむということ

Facebook、LINE、Instagram、Twitter、Youtube、他にもたくさん溢れるメディア。

上記メディアの特徴は、終わりがないこと。次から次へタイムラインに流れていき、情報が終わるとまた新たな情報が出てきます。

もう一つの特徴としては利用者自信が投稿でき、他の人とコミュニケーションをとれること。

自分の投稿にレスポンスがあると、楽しくなります。レスポンスをしてくれた人にはお返しとして、その人の投稿にコメントをしたくなります。

ネット上でコミュニケーションの輪が広がり、楽しいひとときを過ごすことができます。

メディアの利用者はうなぎ登りにふくれあがり、自分をとりまく友だちも増えていきます。友だちが増えることはうれしく、自分の投稿に対するレスポンスも増え、ますますうれしくなります。一日に数時間も使っている日があります。ちょっとした時間ができると、すぐにスマホを開きチェックし、友だちの投稿や、自分の投稿に対するレスポンスを見て一喜一憂するのです。


ある日、家族と旅行に出かけました。久々の家族旅行ということで、息子の大好きな飛行機が見られる航空博物館に行きました。

子どもたちが楽しそうにしている姿の写真を撮ります。一方、別の被写体に向けて、キレイな写真を撮ろうと奮闘する自分がいます。

家族団欒の食事の時間です。「この唐揚げおいしいね」という会話をしている最中、そわそわとし、手に握られたスマホに意識を傾けます。

帰路につきます。車で運転をしながら、「○○はどの飛行機が一番好き?」といった会話をしつつも、頭の中では他のことを考えています。時おり訪れる信号機での待ち時間、スマホを片手に忙しそうにしている自分がいます。それも何度も何度も。

スマホの画面にはSNSのロゴがあります。

凝り性の自分は、写真も文章も(うまくはないのだけど)やけにこだわります。時にイライラとしながら。

「パパ!パパ!!」遠いところから声が聞こえます。

その瞬間ハッとしました。

せっかくの家族旅行に行ったにも関わらず、家族とその瞬間を純粋に楽しんでおらず、むしろネットの世界に没入していたのです。大きな大きな後悔が心の底からこみ上げてきました。

過去をふり返ると、そんなシーンは多くあったように思います。

それ以来、パタッとSNSへの投稿をやめました。

凝り性の自分は、少しだけやるというのができないため、家族旅行に行った日の晩にスマホアプリを削除したのです。


この話はもう何年も前のことですが、ネットの世界に没入しすぎると、今この瞬間を純粋に楽しむことができないということを痛感したできごとでした。

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