手探りだからこそ見つかる味わい

「わぁーーー!あったよ、ここにあったよ!!」

息子が声をはりあげて喜んでいます。

自分で貝をみつけたのです。


今日は潮干狩りに行ってきました。子どものときに行って以来の久々の潮干狩りです。休みとなるとどうしても遊園地などの見た目が華やかなほうに目が行きがちだったのですが、最近は自然とのつながりの良さも子どもたちに教えたいと思い、潮干狩りに行くことにしたのです。

実は昨年行こうと思ったのですが、潮の満ち引きの兼ね合いで休みのタイミングに合わず行けなかったのです。潮の満ち引きという人口のものではありえない事情に左右されるというのもまた自然を感じるところではありますね。今回は事前に満ち干きを調べたことで無事潮干狩りができました。

最初は子どもたちが楽しめればいいや程度に考えていたのですが、海に入り砂を掘っていると夢中になります。いつしか子どもそっちのけで、砂に眠る宝(貝)探しに夢中になる自分がいました。

冒頭の息子の喜ぶのと同じぐらい、大きな貝を見つけると心の中で「あったー!」と叫びます。貝を子どもたちに見せびらかせながら袋に入れる様は大きな子どもです…。

貝を掘るなら熊手、と思っていたのですが、実は少し海水がある状態であれば、手探りで探した方が確実に見つけることができます。手で貝の感触を探り当てていくのです。サラサラした砂をさらっていくとゴツゴツとした石のようなものに当たるとそれが貝だと分かります。

大きな貝が見つかるのは稀なため、苦労して長い時間をかけた後に見つけたときは喜びもひとしおです。


ビジネスの現場では、未知の領域に足を踏み入れることが必要なこともあります。今まで経験したことのない領域ですので、まさに手探り状態です。そもそも何をどうやればいいかすら分からないこともあります。そんなときは頭でうんうんと考えるよりも、まずは一歩踏み出してみて、見えない海に手を入れて探ってみるのがいいかもしれません。

探ってみると、貝が見つかるかもしれません。その貝が一つのヒントとなって、また次の貝を見つけることができるかもしれません。

苦労して長い時間をかけて見つけたその貝はきっと美味しいに違いありません。それが自分の手で探り当てた貝であればさらに美味しさを深く味わうことができるのです。

僕自身が今まさに未知の領域に足を踏み入れようとしているのですが、潮干狩りで貝を見つける行動が助言を与えてくれました。


冒頭で貝を見つけた息子。実は最近までは貝を食べることができませんでした。今晩は当然のことながら貝がメインディッシュとなるわけですが、食べられるんだろうかと半信半疑でした。

でも、自分で見つけた貝だったからか、美味しそうに頬張る息子の姿がそこにはありました。

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