棚のタワーと増殖するモノ

先日、職場で「断捨離」のおふれが出ました。

少し先のことではあるのですが事務所移転の話があり、全社員が移動することになると、段ボールの数もシャレにならないぐらいに膨れ上がります。

その抑制をするために、出たのが「断捨離」です。

目標は一人につき段ボール一箱まで身の回りのモノを整理すること。

段ボール一箱って実際にやってみるとあっという間にいっぱいになってしまいます。
過去事務所内での引っ越しをしたときには、だいたい一人三箱は使っていたと考えるととても少ないです。

さて、これから段ボール一箱に向けて至る所で片づけが始まります。


最近では、僕の机は片づいているのがデフォルトになりました。秘訣は毎朝パシャッと机の上が片づいているところの写真を撮り、他の人にシェアをしているからです。

机の上が見たいマニアックな人が…、いるわけではないのですが、片づけ部という習慣化コミュニティーの部活に入っていて、毎日投稿することを日課にしているからです。人から監視されている、しかも毎日、となるとやらざるをえません。自分一人ではなかなか片づかないのですが、他の同じ目的を持った人がいるとやれちゃいます。

でも、以前は全く片づけられませんでした。
机の上は書類の山積み。机の上に書類を出しっぱなしの状態で帰宅し、翌日上司に叱られたこともあります。デスクトップPCのモニタにはライオンのタテガミのような付箋がびっしり。
もはや何がどこに書いているかなんてわかりません。PCの中身のファイルも混沌としていてすぐにモノが探せません。

物理的に机の上のモノが増えていくと、片づけようと思うのですが、捨てられない性格なので今現在のボリュームを維持しながらどこかにうまい具合に入れようとします。

でもうまい具合に入るわけがなく、机の上にモノが入れられる小さな棚を買って置くことにするのです。

そしたらどうなるか。モノはキレイに収まって維持されればいいのですが、不思議なことにモノは増殖し、気づいたら棚に収まりきらない状態になります。

じゃあどうするか。捨てる…というわけでなく、棚の増設を思いつくのです。これで溢れたモノは収まり、めでたしめでたし…となればいいのですが不思議なことにさらにモノは増殖し始めます。

さすがにダメだろ、とふとモノの多さが気になり、やっと減らそうとします。

よくよく考えると、全てのモノを常に机の上に出しておく必要性はありません。本当にいるんだろうかと考えると、いらないものばかりだったりします。現に今現在の僕の机の上には、卓上カレンダーとペン立てとタイマーしか置いていません。長い年月を経て現在の形に落ち着きました。

さて、タワーとなりかけた棚と、モノとをどのように片づけたらいいだろうかと考えたのですが、過去の経験では少しずつ吟味してやっていくと時間がかかるだけでなく、モノって減らなかったりします。もともと捨てられない人なので…

で、とった行動は、いったん別の場所に全て移動してしまう。段ボールなどに全て移動してしまって、原則出さないルールとします。そして、本当に必要なときに出していきます。これをしばらくやっていると、毎日出すものと、一週間に一度出すもの、月に一度出すもの、と使用頻度の違いがモノによってあることが分かってきます。

毎日出すモノはすぐに取り出せるような位置に置いておいた方がいいでしょうし、週に一度使うモノと、月に一度使うものは、使用頻度が高いモノ順で身の回りに置き場を作っていきます。

机の引き出しに収めることを原則とし、机の上には極力モノは置かないようにします。

そしてようやく机の上が片づくことになったのです。


モノは置き場が増えるごとに増殖します。

ふと事務所の部屋を見ると、空きスペースの多い棚があります。この棚はいつしかモノで溢れるのであろうか…

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