目標はわんこそばのような一口サイズにしてみよう

はいっ!はいっ!はいっ!はいっ!はいっ!

テンポ良く発せられる掛け声とともに、そばを口に運びます。

わんこそばを食べる光景です。

学生時代に自転車で旅をしていた道中で、盛岡に寄ることになり、名物のわんこそばに挑戦をしました。

記憶がおぼろげではありますが確か70〜80杯のそばを食べました。後輩女子は100杯、後輩男子は140杯ぐらい食べてました。先輩の面目丸つぶれ…。

わんこそばを食べたそのお店では確か10杯で一人前程でしたので、僕は7人前を食べたことになり、むしろ後輩の胃袋がおかしいんです…。

じゃあ7人前を最初からドーンと器に盛られていたら、果たして完食できたかと考えると、難しかったと思うのです。

もう見た目で嫌になりそうです。食べる前から諦めてしまいそうです。

わんこそばは、一杯分が一口サイズです。だからこそ、これなら何杯でもいけちゃいそう、とテンポ良く口に運びいつの間にか満腹になり、あと一杯ならいけそう、もう一杯で切りが良いから頑張っちゃおう、と盛られる器の数が増えていきます。

そして、限界がきます。もう食べられません。でもわんこそばにはルールがあります。終了の合図はお姉さんがそばを自分の器に入れる前に、器の蓋をしなければならないのです。

そんなの簡単でしょって、思うかもしれませんがお姉さんを侮ってはいけません。そばを入れるスピードがハンパなく早いのです。前半はそばと己の胃袋との勝負ですが、後半はお姉さんの手と自分の手のスピード勝負にもつれこむのです。

お姉さんとの勝負に幾度と敗れ、「もう嫌!好きにして!!」とドMな体験をした先に終わりがあるのです。

気がつけば自分が限界と定めた時点から、さらに何杯もの器が積み上げられたのです。


「あんなことしたいな」って、夢や目標を掲げたときに、あまりにも大きなものだとそれだけでムリって思ってしまいます。

でも、わんこそばの体験のように、大きなものを小さく小さく分解して「これならできそう」と思えるぐらいにしたならば、最初の一歩を踏み出せます。

そして、自分で限界って定めてからも、周囲の強力な後押しがあれば限界とひいた線からさらなる一歩が踏み出せそうです。後押しは飴も鞭もありますが、一人では成し遂げられないことを、仲間がいることで成し遂げることができるのです。


今日は自分の「やりたいこと」を見つけるワークショップに参加したのですが、まさにわんこそばのようでした。やりたいことのヒントに繋がるようなお題が次々と放たれます。自分の力だけでは出てこなかった、でも内面にはもともと埃がかぶった状態で存在したであろうやりたいことが顔を出します。

そしてワークショップを閉会しようとしたときに、「で?次どうするの?」という声とともに次回開催が強制的に決まったのです。まだ完全には蓋は閉められません。ひきつづきわんこそばの器を積み重ねるがごとく、やりたいことを見つける旅が続きます。

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