続ける最初のコツは「あ」という一文字

佐々木秀和 Hidekazu Sasaki
3 min readJul 1, 2017

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失礼しました。

最近、複数のアウトプットをするコミュニティに所属しているのですが、アウトプットを継続していくのは案外難しいものです。

・他の人がモリッと書いているから、自分もたくさん書かなきゃ

・他の人がしっかりとしたものを書いているから、自分もしっかりとしたものを書かなきゃ

・毎日お題が出されるから、毎日しっかりと投稿しなきゃ

どうでしょう。

上記の三点を完全に満たすとなると、とっても重いですね…。

毎日、濃くボリュームのあるアウトプットをしていくのは、最初の慣れていないうちは到底なし得ることができないものに感じます。

そんなときは、ハードルをものすごく低くすることをオススメします。そして一番大事なのは毎日投稿することです。

質と量を求めるのは上級編です。これをやる前にやらなければならないのは、とにかく書くということに慣れることです。投稿することに慣れるのです。場に慣れると言ってもいいかもしれません。

僕の所属している習慣化のコミュニティでたまに話題にあがるのが、「あ」という一文字だけの投稿でもOKというものです。

そう。

「あ」

だけなんです。

「あ」という一文字だけだけど、毎日投稿するのです。

どうでしょう。これならなんとか続きそうですよね。行動するのに1分もかかりません。

「あ」だけ毎日投稿するのをしばらく続けていくと、一行だけ書いてみようかなって思えてきます。

そこから毎日一行書くことに挑戦するのです。「あ」よりもちょっぴりハードルが上がりますが、なんとかできそうです。難しいときは例外ルールとして「あ」という投稿もこの時点では許容し、少しずつ慣らしていきます。

一行だけ書く投稿を毎日続けていくと、そのうち複数行書けるかもって思えてきます。

・一番最初は投稿なしの状態
・次に「あ」だけ書ける状態
・さらに次は一行だけ書ける状態
・その次は複数行書ける状態
・(中略)
・最終的に質・量もレベルのあがった状態

このように、少しずつ高いハードルを設定すると、なんとかこなせます。こなせると自分に自信がついてきますし、楽しくなってきます。

自信や楽しさが出てくると、それが自分を動かすエンジンになってくれます。そして、もう一段上の階段を登ろうと思えるのです。

アウトプットにかぎらず、何かを継続して成し遂げていくものは、まずは慣れることが必要です。「行動なし」の状態から「行動あり」の状態にするのはうーんとハードルを低くするのです。

「段差なんてないよ」って錯覚するぐらい小さなハードルにするのです。そして「行動した」という事実を積み重ねていくのです。その積み重ねた軌跡が自信と楽しさを生みます。自信と楽しさが生まれると、それがエンジンになって、次のハードルを超えていけるのです。

以前、目標達成の勉強会で話をしたときに、参加者から「継続するのが難しいんですよ」って、声がありました。まさに、その解決する一つの手段が上記に書いたことです。

継続するためには、周りからバカにされるぐらいに、うーんと小さなハードルにしてとりかかることをオススメします。

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佐々木秀和 Hidekazu Sasaki

WEB制作会社でのディレクターを経て、事業会社でディレクターをしています。表側(お客さま)の世界と裏側(運営者)の世界とをつなぐお仕事です。太鼓や篠笛を聞くのが好きで、休日は家庭菜園などオフラインの世界にどっぷりと浸かります。