Burikaigi という毎年冬のイベント

hikaruworld
7 min readDec 11, 2019

--

この記事は、第二弾 地方IT勉強会 Advent Calendar 2019の11日目の記事です。

前日は、Yasuyuki Kanekoさんの「新潟でNetwork Operators’ Groupを続けている話」でした。翌日は@kuma_hatiさんの「 北の街でハード系勉強会をやってみた」です。

はじめに

hikaruworldと言います。富山の会社に勤めていて、3年前から福井でリモートワークをしています。地方IT勉強会に関わったのはfxugというコミュニティに2008年頃に参加してからです。あれから10年以上も経つとは懐かしい限りです。。。

Burikaigiとは

富山の寒ブリとIT技術者の旬の技術を持ち寄った、食欲と好奇心のつどいです。

なおIT関連のテクノロジーに関する勉強会です。ブリの生態を勉強する学会的なイベントではありません(一度そういう方が参加したので…)

その歴史

実は結構息の長いイベントで、前身のHokuriku.NET in富山、富山合同勉強会から数えると今年で9年目になります。Burikaigiという名前になってからは今年度のイベントで4年目となります。

イベント当日は2トラックでセッションが進んでいきます。それぞれのトラックが.NETとJavaをメインとした構成となっており、個別にセッションが進みます。ただし特定のテーマ縛りがあるわけではありません。スピーカーさんが話したいことを話すゆるめのイベントです。また、完全に別トラックとして行われるわけではなく、最後に合流してLT大会を行います。場合によっては軽いアフターパーティも行うこともあります。

その後、懇親会となります。先ほど言ったようにイベントテーマに縛りはありませんが、懇親会にはブリ(可能であれば氷見寒ブリ)縛りがあります。最近の悩みは懇親会費が高すぎる(1万前後)ことです。ブリ自体が高級魚なので。。。

開催年によっては宿泊コースがあったりします。温泉があって富山の魅力が満喫できる宇奈月温泉とか氷見でも開催しています。

運営に関して

基本的にはHokuriku.NETやJavaの勉強会を主催するメンバーを中心とした有志による運営を行っています。

セッション全体の構成は、.NET側は@Fujiwoさんと@RamuMysteryさんが、Java側は@nagiseさんに仕切っていただいており、スピーカーさんとの調整もして頂いています。JavaチャンピオンやMicrosoft MVPの方など、毎回素晴らしいスピーカー陣が富山まで来てくれるのは彼らのおかげです。興味がある方は是非コンタクトしてみてください。

今年はRubyを軸とした3トラック目が増えます。こちらは@mugi_unoさんと@PharaohKJさんが担当してくれています。素晴らしいスピーカーさんたちと調整してくれています。この場を借りて改めて謝意をお伝えしたいです。

あ、私は裏方で主にBuri担当です。イベントの公開が遅かったりブリしゃぶが微妙だった場合は私が原因です。ご意見もらえれば誠意次回に反映させて頂きます。

収支に関して

今まで何社かの方がスポンサーになって頂きました。

そのおかげで最近は赤字にならずに済んでいます。利益目的はないので会場費の分担程度に参加費を頂くのですが、人数が少ないと赤字になってしまい補填が必要になってきます。そうなると部屋のサイズも控えめになってしまい、人数がいっぱいになって見れなくなる問題も発生したりしましたが、最近はそういう心配がなくなってきてものすごくありがたいです。

なお、微々たる黒字の分は高額な懇親会費用の補填に当てたり、次回のBurikaigiの予算に回しています。

北陸と雪、そこに至る交通機関

この時期雪国特有の問題なのですが、時期的に大雪になることが多いです 。交通機関に影響出てしまうことも多く、遠方から来ていただくスピーカーさんの方が心配になります。何回かに一度飛行機が飛ばなかったり、電車が止まったりしてセッション順番を入れ替えるトラブルはたまに発生します。今は北陸新幹線というナイスガイがいるのでその心配も随分減りましたが…

IT勉強会を継続的につづけることに関して

大事な話を少し。

fxugやHokurku.NETの時は、福井-石川-富山をそれぞれ持ち回りでセッションを行なっていました。ただ、スピーカーを集めるのが大変だったり、運営をされている方が転職されたり、みなさん本業が忙しくなったりで維持し続けるのが難しくなってきます。そうするとだんだん勉強会の間隔があいたり、北陸三件を渡り歩くのに足が遠くなってきます。

主催する側としても、参加者の人数、当日の笑顔、Twitterなどでの楽しかったという声はモチベーションに直結します。大きめの勉強会をやろうとするとやっぱり何かしらトリガーが必要になります。

そうしているうちに自然と、北陸の魅力が詰まった冬に、きっかけのとしてのぶりしゃぶと、スピーカーさんも遊びにきやすく集まりやすような雰囲気が集まって、1年に1度のゆるさとして今の形に落ち着いたのかなと感じています。テーマを特に絞っていないのもそういう理由で、変にテーマを絞ってしまうよりも色んな人が集まって会話するきっかけになればいいなと今は考えています。

あとは、.NETとかMicrosoftとかJavaとかOracleとかRubyという冠がついたセミナーは日本中で色々行われていると思うんですが、富山だけという特色とネーミング、ユニーク性を考えるとBurikaigiという名前をつけてよかったなと言いたいです(自画自賛)。

今年度のイベントに関して

ちょうどこのタイミングで募集サイトを公開するつもりでした(もうちょいかかりそう)。開催は来年の2/1(土)になります。今年はRuby関連も絡んで3トラックですので、興味のある方は是非遊びにいらっしゃってください。

最後に

Burikaigiは「IT関連のテクノロジーに関する勉強会」です。ブリの生態を勉強する学会的なイベントではありませんのでご注意ください(大事なことなのでもう一度)。

ぶりは素晴らしいです。そしてイベントのセッション内容はそれ以上に素晴らしいです。是非富山へ足を伸ばしてみてください。

--

--