コーポレート・フェローシップの報告会をみてきました

2017/3/8(水)14:00 − 16:30 紀尾井町LODGE(ヤフー)で行われた一般社団法人コード・フォー・ジャパンが主催するイベント「フェローシップ報告会~組織の枠を越えて働く共創人材の育て方~」を観てきました。


少し時間が経ってしまってからのレポートになってしまったのでポイントを絞って報告させて頂くことご了承願います。

コーポレートフェローシップとは、企業から自治体に自治体職員として地域の課題を地元の市民団体と共に解決を行うことを通じて人材育成する研修プログラムのことです。

アメリカではCodeforAmericaが2009年から実施している制度です。

日本では、CodeforJapanが2015年からこのプログラムを始め今回で3期目(間違っていたらごめんなさい)になります。

今回は8名の方からの報告がありました。

今回報告会を見に行こうと思ったきっかけですが、CodeforChibaのモノレール忘年会&MyThingsワークショップでご一緒させて頂いた千葉市のフェローとして活動された山本さんの報告もあることから見に行ってきました。

冒頭はCFJの関さんのご挨拶とコーポレート・フェローシップのご説明です。

◎コーポレートフェローシップのポイントは概ね以下の5つ
自治体は 費用を支払わない
 →業務委託ではない裁量
フルタイムワークではなく、兼業
 →効率の良い働き方
何をすべきかフェロー自身が考える
 →フェローの自律的な成長
地元のコミュニティとの連携
 →シビックテックの理解
CodeforJapanのネットワークやナレッジの活用
 →先人の知恵の獲得

ともに考えともに作る関係に・・・

なんとなくは理解していたもののこのポイントは参加者にとって大きな財産になること間違いなし。この後、皆さんの報告を聴いて改めて実感しました。

スケジュールは前半4名の方の報告、パネルセッション、後半4名の方の報告、パネルセッションでした。

最初は千葉市の山本さん
2016/11~2017/01の参画、千葉市からの課題テーマは、「防災に対するオープンデータの利活用」

オープンデータを活用したサービス展開においては市が直接提供するのではなく民間団体を通じ提供を考え、その上でのデータ項目・形式・公開手法の検討、民間団体との調整を進めることというミッション。千葉市はより具体的目標を持ってフェーローのサポートに期待する内容となっていました。個人的にはかなりハードル高いなぁという感想。

そんな中での活動については、防災とオープンデータの整理、地域団体とのオープンデータに関するミーティングなどを実施したとのこと。

どんなアクションをするのか整理

どの自治体も概ね具体的な課題テーマがあり、そのテーマに沿ってフェーローが何をすべきか、ストーリーを作成し自治体や民間団体や市民と取り組み、なんらかの成果を出すという構図になっています。

続いて会津は吉野さん
会津のテーマは、データ活用による地域課題解決事例の創出。
少しふわふわとした状態からのスタート。どう整理していくのか、どうなるんだろうという期待もありましたが、さすがにやっぱり皆さんフェーローと言われるだけのことはあり素晴らしい。

隔週でのオンライン相談会(メンターフォロー)もあるんだぁ

千葉の山本さんと同じようなアプローチで要望から打ち合わせそして成果へという取り組みでした。


かなり飛ばしますが、やはりITで課題を解決するというのが主題となっているように感じ、Codeが書けないとフェーローとしては難しいのかなぁという印象を持ちました。

その中でも自らそんなことはないんですよ!と報告していた湯沢市の飯田さん。

テーマ課題は「オープンデータの公開とデータ利用の推進体制の構築」とこれもまた大きな課題のようでしたが、飯田さんはコミュニケーションを利用され、まずは呑み会、自分では出来ないことは出来る人との関係を築く、地域のリソースを大いに活用するということをやられ、FM局のパーソナリティまでしてしまうなど、そんなやり方もあるんですという報告でした。


すべての方の報告をご紹介したかったのですが、なんせうる覚えで申し訳ありません。報告の資料はSlideShareに掲載されています。

パネルディスカッションにおいては登壇者(参加者)のパネルと受入側(自治体)、派遣側(企業)の方々のパネルでした。

登壇者のパネルでは、やはり自治体側に入って知ったこと。自治体側の目線など新鮮に感じたり、行政側の負担を軽減するためにはなどの視点もあったようです。そのほかにオープンデータに対しては1.提示してほしい。2.使ってほしい。3.使い続けてほしい。が大事、などのキーワードが挙げられていました。また報告を伺った中では意外とふるさと納税に絡んだ事案が多いと感じました。
登壇された方が参加して感じことでは、
・外に出ることに抵抗がなくなり、鍛えられる。
・普段の仕事に対しても広がり(視点)がふえた。
・自治体の良さが見えた。身近になった。
・時間が足りない。もっと続けたい。が、3ヶ月という期間だから良い
などの意見でした。

行政側と企業側のパネルでは、やはり企業側としてこの研修の対価は?とか評価は?という点が話題になりましたがも個々に感じるものでもありますので記載しませんが、企業としてフェロー経験により成長を感じていることを高く評価されていました。またそのような企業風土を持っていることが非常に羨ましく感じた次第。

最後に、コーポレート・フェーローシップ制度は、自治体は市民や企業の風土を企業や参加したメンバーは自治体の風土を相互に理解する良い取り組みだと感じます。また、次年度に向けて多くの自治体は継続する意向であることからとても有効な研修プログラムであると。(お金の面だけではないと。。。)

私自身も参加してみたいし、企業としてこの制度を取り入れてみたいと感じた次第。

Like what you read? Give 浅野浩行 a round of applause.

From a quick cheer to a standing ovation, clap to show how much you enjoyed this story.