偽のトレンド

Hiroki Kaneko
Sep 1, 2018 · 2 min read

これから画像認識について大学院で勉強しようという学生と話す機会があった。こちらからの質問は「自動運転車は実現可能だと思うか?」でした。彼は可能だと。会話の内容はおおむねこんな感じでした:

私「道を走る全ての車が自動運転ならまだしも、人間によるマニュアル運転と混在する状況は危険だと思う。例えば自動運転車の前を走る車が人間によるマニュアル運転だった。ドライバーは間違えて、右のウィンカーを出したまま左折した。これをソフトウェアはどう判断するのか?」

学生「自動運転車はカメラだけではなくレーダーやセンサーその他で前の車との車間距離を絶えず見張っているので大丈夫だと思う」

私「コンピューターは人間がプログラムした範囲でしか作動しない。しかし道路ではイレギュラーな状況が起こりうる。例えば横断歩道ではない場所で歩行者がいきなり横断するかもしれない。」

学生「それこそがウーバーが人身事故を起こしたケースだ。画像認識のプログラムに関して言えば単純なif-else-exception構造だけではなく、ディープラーニングを使う。これは中身がブラックボックスになっていて人間の脳の神経と似ていて…」

(しかし、そのブラックボックスが吐き出した結果を安全か危険か判断するのは結局、人間が書いたコードではないのか?人間の脳がどのように動いているか、例えば意識はどのように生まれるのかも分かっていないのに、人間の脳神経に似ているからディープラーニングはif-else文よりも上等だというのは、違うと思う。アルゴリズムはそれが何であるかは認識せず、それが(障害|通行可|善|悪)だ、と定義するのは人間である。結局どこまで行ってもコンピューターは0と1の電気信号しかないのだから。研究者がこの認識では、第三次AIブームも遠からず終わって、その中から使えそうな技術だけが生き残って妥当な名前が与えられるのだろう。それまでに、無知な投資家を騙して幾ら金を巻き上げられるかのゲームだな…)

Hiroki Kaneko

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Is a ICT Engineer who disappointed at ICT. 私はわたしの考えていることを誰かに知ってほしいと思っている。