DroidKaigi 2018に参加しました

Hiron
7 min readFeb 10, 2018

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今年もDroidKaigiに行ってきました。ぼくは基本的にはiOSエンジニアなので、iOSDCのAndroid版みたいなものですねと言いたくなるところですが、歴史的にはDroidKaigiの方が古いです。

なお、去年のiOSDCの感想はこちら。

旅程について

DroidKaigi自体の話に入る前に移動手段の紹介です。ぼくは徳島に住んでいるので、東京のイベントに参加するのは一種の旅行になるのですが、今回、徳島-東京間の移動に初めて夜行バスを使いました。

2/7夜:徳島発(徳島駅前)
2/8朝:東京着(バスタ新宿)
2/8〜9:DroidKaigi 2018(ベルサール新宿グランド コンファレンスセンター)
2/9夜:東京発(バスタ新宿)
2/10朝:徳島着(徳島駅前)

正直な感想として、ものすごく疲れました😣。夜行バスは3列シートにしましたが、足を伸ばせないのがあんなに辛いとは思っていませんでした。ちなみに行きも帰りも運転席のすぐ後ろ(一番前の席)でした。最初は前の人がシートを倒すことがないのでラッキーと思ったのですが、運転席との間に壁があるのでどうあがいても立ち上がるくらいしか足を伸ばす方法がないのでした。もう若くないのでこんな旅はするべきじゃないですが、来月のtry! Swiftも同じような予定を組んでいます🤔

あと、現地で一度も電車に乗りませんでした。東京感が全くありませんでした😅

DroidKaigiアプリについて

ところで、DroidKaigi 2018の公式アプリ(Androidアプリ)はオープンソースになっていて、イベントに先駆けて1月からGitHub上で公開されています。

今年はアプリリーダーが昨年までのこにふぁーさんからtakahiromさんに変わりましたが、誰でもコントリビュートできて爆速でマージされる運用は変わらず、すげー、すげー、って何度も思いました。

普段Androidプログラムを書いてないぼくですが、去年、READMEのスペルミスを直すなど😅 2件のPRをマージしてもらえたのがうれしくて、今年もコントリビュートに挑戦しました。

といっても、Kotlin、Android Architecture Components、Data Binding、RxJava2など、そのほかにもぼくにとってはわけわかんない最新技術が使われていて、まずはスペルミス探すくらいしか手出しができませんでした。それでも、コントリビュートすることを目標にして、上記に挙げた技術を勉強することができました。この勉強をせずに本番のカンファレンスに出ていたら、たぶん、いろんなセッションがわからなくて辛かったんじゃないかな思います。

勉強した甲斐もあって、今年は5件ものPRをマージしてもらえて、嬉しい限りです(ボーナスのようなものを含む)

#146: スペルミスの修正 FireStore → Firestore
#491: Kotlinのバージョンをあげる(誰でもできます)
#617: スピーカーを表示したときにセッション内のスピーカー表示が消えるissue(本質的な修正ではなく、とりあえず現象を回避する汚い修正)
#623: strings.xmlを修正するだけのissue(ボーナスだ!)
#650: Favoritesで❤️をタップして消すと元に戻せなくて不便なissue(takahiromさんはSnackbarを使う方がいいと考えていたようですが、これもまあ便利だからという感じで、つなぎとしてマージしてもらえました)

カンファレンスについて

さて、肝心のカンファレンスですが、今回は1000人を超える参加者だったそうで、なんというか人がいっぱいいたようです(語彙力。。。)

今回はQRコードをかざすだけの自動受付アプリ?セルフ受付アプリ?が開発されていて、入場がスムーズに進んだのではないでしょうか(ぼくは最初の数人の「ベータテスタ」として受付に参加したので、実のところ入場がどうだったのか知らないのですが)。去年の反省点がちゃんと改善されていて素晴らしいと思いました。

運営の姿勢(目指しているもの?)が違うなと感じまして、
DroidKaigiはシュッとして大人な運営という印象ですが、iOSDCは祭りだー盛り上げるぞーという勢いを感じました。
http://seto-hi.hatenablog.com/entry/2017/09/19/100652

去年のiOSDCのときに上記のような感想を持たれた方がいらっしゃいましたが、言われてみればその通りでした。ただし、会場が盛り上がっていないわけではありません(盛り上がってました)。どちらかというとDroidKaigiのスタッフさんは裏方に徹してがんばってくれている感じです。イメージとしてはディズニーランドのキャストさんとホテルのフロントマンの違いのような感じでしょうか。あと、夏のiOSDC、冬のDroidKaigiと開催される季節が違うので、その辺りの季節感にこのアプローチの違いがマッチしている気もします。

ところで、今年は各スピーカーさんへの発表後の質問は展示ブースでのオフィスアワーでやるようになっていて、その分、セッションとセッションの間の休憩時間が長く取られていました。余裕を持って部屋を移動できるので地味にうれしかったのですが、よく考えるとこれも運営の工夫なんでしょうね。すごい。

その個々のセッションについてですが、ぼく自身がAndroid開発に疎いこともあって、技術的な内容は自分が理解できたかどうか怪しいです。しかし、React Nativeの裏側の話とか、Flutterの話のようにAndroid/iOSハイブリッドアプリを作れるツールの話はiOSエンジニアにとっても興味深いものでした。あと、個人アプリ開発の話なんかはiOSにもそのまま当てはまるもので、すごく刺激を受けました。

なお、ぼくがたまたま聴いたセッションがそうだったのかどうかはわかりませんが、発表に含まれるコードが当たり前のようにKotlinで書かれていました。時代の流れですね。iOS開発におけるSwiftと同じで、Javaしか知らないともう最新技術に触れること自体が難しくなってる気がします。あー、先にKotlin勉強してて本当によかった(DroidKaigiアプリのおかげ🙂)。ちなみに、今回はセッションを聴くだけでなく、Kotlinハンズオンにも参加しました。勉強してから行ったのでだいたいなんとかなりましたが、やっぱり手を動かして実際にコードを書いてみないと、言語は身につかないと実感しました。

後から考えて少し残念だったところとして、2日目の最後のセッションが終わった後は各々解散という感じで、特にクロージングがあったりはしませんでした。だから、感情がぶぁーっと高まるタイミングを逃したのは少し物足りなかったかも(帰りのバスの時間があったので結構急いでたせいもあります)。去年もそうだっけ?と考えたのですが、そういえば去年は2日目の後にパーティでしたね。

最後に

iOSDCの時にも思いましたが、やっぱりスタッフさんの努力とスポンサーさんの協力で成り立っているように思います。もう感謝しかないですね。来年もぜひ参加したいと思います!😊

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Hiron

iOS Developer who loves Android based in Tokushima, Japan.