ライターのキャリアにMediumを勧める理由

Hiroshi Takeuchi
7 min readSep 27, 2015

もしあなたがライターでまだMediumに投稿したことがないのなら、今すぐ始めるべきです。その理由を教えます。

私は今年の1月にMediumに参加しました

当初は私も、自身のブログHipstercriteに書いたコンテンツを別の場所に投稿するための一つの方法くらいにしか思っていませんでした。

最初の6ヶ月間は私のストーリーはほんの一握りの人にしか読んでもらえませんでした、まあ私もMedium上のいろんなストーリーを読むのが楽しかったので別にそれでも構いませんでした。他のソーシャルメディアプラットフォームですでに友達になっている人同士をつなげてくれるMediumのシステムのおかげで、私は毎回ある程度の人にストーリーを読んでもらえていましたが、それも本当に少数の人たちでした。私の最初のストーリーには約100人がRecommendボタンを押してくれましたが、その後も私のストーリーを読んでくれたのは本当に少なかったです。

今年の6月に以前Hipstercriteに書いた”ファンシーで小さな家に住む皆様へ(英語)”というストーリーをMediumに投稿しました。するとそのストーリーは30日間でたったの10人からしかRecommendボタンを押してもらえず、そのまま日の目を見ることもなく埋もれて行ってしまいました。でもある日突然、Medium上の”ファンシーで小さな家に住む皆様へ(英語)”のエントリーがコンコルドみたいにものすごいスピードで飛び立っていったのです。数日で2,000,000人がそのストーリーを目にし、私のソーシャルメディアとEメールの受信箱はメッセージであふれていました。最初の一ヶ月間誰の目にも止まらなかったそのストーリーは最終的にMedium上で1位となり、私自身も何千というコネクションを手に入れました。

その他の私のストーリーがあの時と同じくらいRecommendボタンを押してもらったことは今のところありませんが、私はこれからも時に読者を感動させる、時に有益なコンテンツを作っていきます。

で、何故私はこんな話をしたのでしょう?

私の言いたいことはつまり、私みたいなバカでもできたんだからあなたにもできますよ、ということです。もしあなたがライターでまだMediumに投稿したことがないのであれば、以下を読めば今すぐ始めるべき理由がわかるはずです。

1.) もしブログはちょっと違うと感じたなら、あなたにとってMediumこそが代替となるキラーツール
私のブログは私の履歴書のようなものです。ブログがきっかけで仕事を貰えるようになったし、仕事をくれそうな人を見つけたら私はその人たちにブログのURLをメールで送ります。ライターは全員ブログをするべし!と思いますが、やはりブログが好きになれないライターだっているはずです。そんな人たちにとってMediumは最高の代替ツールです。まず信じられないくらい使うのが簡単。とてもシンプルで滑らかなレイアウトのおかげで体裁を整えるのも投稿するのもとてもシンプルです。ブログだと投稿するまでに何回もベルやホイッスルを鳴らさないといけませんが、Mediumなら書きたいことをタイプしたらあとは”publish”を押すだけ。写真を挿入したり体裁を整えたりするのはどんなコンテンツにも効果的ですが、Medium上ではそんなことしなくても大丈夫です。視覚的効果で読者を引きつける必要はありません…何故ならコンテンツこそがMediumで一番重要だからです。

2.) もしあなたがブロガーなら、Mediumは昔のコンテンツを再投稿するのに最適
もうすでにブログをやっているのであれば、ブログの投稿をMedium上に投稿してみては?これこそが私がやっていることです。そうすれば昔の作品に新しい命を吹き込むことができます。先ほども書きましたが、私のブログはHipstercriteといいます。Mediumに投稿する時にはストーリーの最下部にブログへのリンクをつけることを忘れないでください。私は毎回これをやっています。そのおかげで大量のトラフィックが私のブログに流れて、結果として新しいフォロワーと広告収入を得ました。

3.) 面白い人たちと出会え、連絡を取り合うことができる最高の場所
Medium上には面白くて、才能に満ちた、影響力のある沢山の人たちがライターとして参加していたり、時には読者として参加しています。Mediumに投稿したストーリー経由で幾つか仕事のオファーをもらったこともありますし、ほんの少しだけですがインタヴューの依頼も来ました(アフリカで最大のポッドキャストに、Hipstercriteに投稿した”カメラに中指を立てる皆様へ(英語)”の内容ついてインタヴューを受けました)。依頼の幾つかは前述の小さな家のストーリーがによるものですが、その他の依頼は別のもっと人気のないストーリーがきっかけでした。あなたもきっとMedium上で別の人が書いた面白いコンテンツを見つけて、もしかしたらその人と連絡を取り合えるかもしれません。

4.) ソーシャルメディアのフォロワー作りに最高の方法
MediumのアカウントはFacebookまたはTwitterのアカウントとリンクさせることができるので、読者はあなたの情報を簡単に見ることができます。前述の小さな家のストーリーのおかげでソーシャルメディアネットワーク(Medium、Twitter、Instagram、そしてFacebook)のフォロワー数の合計がなんと4,000を超えました。今でもMediumを通して私のFacebookとTwitterのフォロワーが増えています。

5.) 人々がMediumに注目し始めている。
あなたもおそらく気づいていると思いますが、Mediumのストーリーが最近様々なところで掲載されて始めています…Facebook、Twitter、それ以外にも数え切れないほどのニュース転載サイトでMediumのストーリーを目にします。雇用者、出版社、映画プロデューサー、そして前述の沢山のメディアが良質なコンテンツと才能あるライターを見つけるためにMediumを読み漁っているのです。もしMatthew McConaugheyがMediumで何か書いたら、間違いなく面白いでしょ?

私をMediumの広報担当みたいに思うかもしれませんが、でもMediumを使えば誰だって大成功するというわけではありません。まずMedium上にはテック関係のストーリーが海ほどにあるので、それらと競い合って勝つことが難しい場合もあります。Medium上にはたくさんのスタートアップ経営者がライターとして参加していて、彼らの書いたストーリーがトップを飾ることがよくあります。それは彼らが良いライターだからではなく、彼らのストーリーにはテック関連の情報が詰まっているからです。第2に、Medium上のストーリーは読者がシェアしてくれることで他の人たちの目に止まるので、そのストーリーが沢山の人たちに読んでもらえるかどうかはシェアしてくれる人が持つフォロワー数にかかっているわけです。もしMediumのような巨大なアカウントがRecommendを押してくれたら、あなたのストーリーは黄金に変わるわけです。

Mediumに参加したことは私のライターとしてのキャリアの中でも最高の選択でした。それはソーシャルメディアのフォロワー数を急激に増やせたからでも、仕事を頂く機会を得たからでもありません。Mediumで発見した良質なコンテンツそのすべてから沢山のことを学ぶことができたからです。まだ参加していないのなら、あなたも始めましょう!

今すぐ!

このストーリーのオリジナルはHipstercrite.comに掲載されていたものです。

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Hiroshi Takeuchi

Medium Japanでボランティア翻訳をしていました (現在は違います) 。ここに書いてある記事はすべて当時に翻訳された記事です。私個人の見解または創作物ではありません。引き続き公開はしますが、質問または訂正リクエスト等は受け付けません。ご了承ください。