バケモノの子

内容よりもお客さんが沢山入ってた事にびっくりしました。それもやたらとカップルが多い。アニメの映画に普通のお客さんが沢山来てくれるのは嬉しい話。自分が見たいものが衰退して無くなっていく恐怖から少しでも遠ざかれるから。響け ユーフォニアムがあれだけの品質でも円盤が全然売れてないなんて話を聞くと暗澹としてくるわけです。アニメなんて優雅に見てられる時間はもうそんなに長く無いんじゃないかと。中身は千と千尋の神隠しの焼き直しに近かったなと。非日常から日常に帰ってきて穏やかに終わるのは宮崎作品によくあるパターンだけど上手くやらないと難しいんでしょうか。今ひとつ、大団円でめでたしめでたしって後味になってない。一番気に入らなかったのはラストのモノローグ。「主人公は街を出て、二度と剣を持つことはありませんでした」って。9年だかやってきて心が強くなったってそれで終わり?折角、映画の大半の時間を掛けて描いた事をモノローグ一つでチャラにして終わりってのは徒労感が残るからやめて欲しい。細田作品はほんのちょっとだけ不要なスパイスを掛け過ぎな気がするんだよなあ。

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