人生諦めが肝心!

「諦める」という言葉の語源は「明らめる」だという。 仏教では、真理や道理を明らかにしてよく見極めるという意味で使われ、むしろポジティブなイメージを持つ言葉だというのだ。 そこで、漢和辞典で「諦」の字を調べてみると、「思い切る」「断念する」という意味より先に「あきらかにする」「つまびらかにする」という意味が記されていた。
諦める=ネガティブなイメージを持つ人も多いと思います。
諦めたらそこで試合終了!夢を諦めない!
諦めないことが素晴らしいという風潮ですが、「諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない」という本では、「諦めのススメ」が書かれてあります。
何を諦めて、何を諦めないのか
著者である為末大さんは、オリンピックで銅メダルを取った有名人ですよね。
為末さんも、諦めたことでメダルが取れたと行言ってます。
目的さえ諦めなければ、手段は変えてもいいのではないだろうか。
為末さんが陸上をやる目的=夢は、オリンピックでメダルを取ることでした。
カール・ルイスに憧れていたらしく、100m走の選手として活躍していたらしいです。
100mでメダルを取ることを目指していたよえですが、恩師から「向かない」と言われ、400mハードルに切り替えました。
100mで10秒切れない日本人がメダルを取れるはずがありません。
恩師に反抗して100mを続けていたら、メダルも取れなかっただろうし、そんな自分に嫌気がさして自暴自棄になっていた可能性もあります。
「向かない」と分かった時点で諦めて方向転換できたからこそ、オリンピックでメダルを取るという目的が達成できたのです。
自分が勝てるフィールドを探せ
戦略とは、トレードオフである。つまり、諦めとセットで考えるべきものだ。だめなものはだめ、無理なものは無理。そう認めたうえで、自分の強い部分をどのように生かして勝つかということを見極める。
勝ちたいから努力をするよりも、さしたる努力をすることなく勝ってしまうフィールドを探すほうが、間違いなく勝率は上がる。
孫子の兵法に「戦わずして勝つことが最善」という言葉があります。
自分が得意とすること、つまり、チョロいと思うものを探し、楽しみながら上手くなっていくことが理想なのです。
諦める方法
「ここまでやったんだから、頑張れば夢は叶う」
「ここで諦めるのはもったいない」
向いていないのにひたすら頑張る人がよく言う言い訳です。
懸命に走っている道で成功する確率がほとんどないとわかったとしても、その横に走っている人生に移ることができるのだということを理解しておくべきだと思う。
「この道が唯一の道ではない」と意識しておくこと、そして自分が今走っているこの道がどこにつながっているのかを考えてみることによって、選択肢が広がるのは確かなのだ。
何かを諦めるときは不安が付きものですが、「今やっていることが全てではない。これとは別の人生にも楽しみがあるから大丈夫」という考えが分かると、安心して別の人生に移ることができると思います。
また、為末さんはこうも言ってます。
自分のなかで「納得感」を持って終わるしかないと思う。 ダラダラとフェイドアウトするようなやめ方ではなく、儀式のようなものをもって終わらせるのも一つの方法だ。
どうせ諦めるなら、自分が納得して、自分で決断してから、諦めたいもの。
ジャイアンツとヤンキースで大活躍した松井秀樹さんは、引退の理由を聞かれたとき、「ファンの期待に答えられなくなった」と言ってました。
松井さんの中でも、「これが出来なくなったら辞めよう」という何かがあったんでしょうね。
ほとんど全ての人が凡人で、何でもかんでもできるわけてわはありません。
諦めるものと諦めないものをしっかり見極めて、より良い人生を送りたいものです。
