俯瞰的に、相手の気持ちを考えて

経営者としての未熟さを痛感した日の決意


今日は今年6月から始めた会社経営の中で、一番経営者として自分を情けないと思う日になりました。

これまでも、投資家の方々とのリレーションをうまく作れなかったり、メンバーのマネジメントがうまく出来ずに、他のチームが自分達より少ないリソースで自分達以上の成果を出しているところを横目で見ながら「自分はこのままで良いのだろうか」と感じつつ、日々の業務に追われてしっかりと考える時間がなかったのですが、今日はそれを一番お世話になっている方々の一人から直に言われることで具体性を持って実感することになりました。

痛感したのは弊社に投資いただいている投資家の方との定例のミーティングの場だったのですが、そこから振り返って自分を俯瞰的に偉大なる起業家達と比べた時に、その情けなさが理解できたと同時に、目指すべき「経営者像」が少し具体的になった1日でした。

それは、「他人のことを人一倍の「なぜ?」で考える」ということでした。そしてその際の視点として「鳥瞰」するということです。

今日は先般の合宿で変更したプロダクトの内容をその方に伝えたのですが、率直に「不安」を伝えられ、かつ全うな理由でその根拠を説明いただきました。

つまり、重大な意思決定にも関わらず説明責任を果たすことができなかったのです。

自分自身が相手の立場を理解し尊重していれば、もっと前から相談ができた筈で、それができなかったとしてもきちんと相手が納得いく材料を揃えることができました。2回もそのチャンスがあったにも関わらず、自分はそれをふいにしていました。

相手のことを考えれば自発的に生まれるアクションも大きく変わったはず、ということです。


経営者の仕事の大きな仕事の1つとして、もちろん「チームの成果を最大化する」ということがあると思うのですが、そのために自分に圧倒的に足りていなかったのがここだ、ということがすぐに分かりました。

会社経営、サービス運営には社内外に関わらず、本当に多くの人が(様々な気持ちを持って)関わっており、それを理解し尊重することが成果を最大化するアプローチの1つだと思っています。

しかし最近の自分は自分自身を売り込むこと(≒自分の弱さを見せないこと)ばかり考えており、全くそのような思考回路は持ち合わせていませんでした。

チームのパフォーマンスの低さに苛立ち、怒りを顕にする場面もあったのですが、その前に「なぜそうなったのか」を想像できなくなるまで考えて最初のアクションを起こし、一緒に再発防止の手立てを考えれば、無駄に怒りを発散して更にパフォーマンスを下げることもなかったのです。

サービスのユーザのことを考える時のこともそうで、ついつい自分本位に都合の良いようにユーザの気持ちを想像しがちですが、自分たちはこれまで必死にユーザインタビューを繰り返し、その言動を見てきました。全ての方が上記の方のように素直に何かを言ってくれる訳ではないので、その言動の背景を何回も「なぜ?」で考えて深層心理を想像することで、その次に取るべきアクションは核心に近付けると思っています。

その他ステークホルダーの方々についても、自分自身の保守が先に来てしまうとそれ以上の関係の発展は臨めません。

何かを望むなら、まずは相手が何を望んでいるのかを考える。
そのバックグラウンドとなるものが分かるように、鳥瞰で考える。

本当に基本的なことですが改めて。1歩だけでも、明日から前に進みます。

明日からアクションに落とすことで、少しずつ力強く、チームのパフォーマンス、ユーザの満足、ステークホルダーの方々との関係の発展を向上させていきます。

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