macOS 10.13.4でサポートされたeGPUを試す

先日リリースされたHigh Sierra 10.13.4でeGPUがネイティブサポートになった。ちょうどMacBook Proをゲーム用途でも使いたかったので早速機材を揃えて試してみた。

用意した機材

eGPU Boxとグラフィックカードが必要。Apple公式ドキュメントで推奨モデルがリストアップされているので、その中から以下を選んで購入した。

Mac で外付けのグラフィックプロセッサを使う — Apple サポート

まずeGPU Box。550W以上のモデルだとThunderbolt3でMacに給電もできて便利。

https://amzn.to/2HXzguG

GPUはRadeon RX570。ちょうどAmazon Marketplaceで安く出品されていたので購入。

https://amzn.to/2rnlFWL

macOSネイティブでサポートされているのはAMDのグラフィックカードのみで、NVIDIAは対象外。有志によって動かす方法がまとめられているが、ここに書いている方法だと画面が出力されるところまではいくものの、描画がカクカクで使い物にならなかった。

[APP] NVIDIA eGPU support for High Sierra (NVIDIAEGPUSupport) — Thunderbolt macOS Setup — External Graphics Card Forum

購入したRX570はコスパのバランスを見て選択。今回メインの目的はFF14で遊ぶ事だったので、 GPU計24製品で試す「FFXIV 紅蓮のリベレーター」公式ベンチマーク。平均60fpsを得るのに必要なスコアはいくつなのか — 4Gamer.net を見ながら選定。Radeon Vegaシリーズは高すぎるのでナシとして、RX580と570がほぼベンチマーク差が無く、570の方が相場で1万円くらい安かったのでこれにした。

動作

セットアップに関してはeGPU Boxにカードを挿してMacbook Proに接続するだけ。一切設定なしでeGPU経由で画面出力ができるようになった。ネイティブサポート素晴らしい。

RX570はミドルレンジなグラフィックカードだけど、当然Macbook Pro内蔵のRadeon Pro560よりはるか上のスペック。GeekBenchでのスコアは2倍以上だった(内蔵GPUのスコアは45000程度)

ゲーム以外でもeGPUを使いたい用途はあって、Adobe Lightroomで大量にRAW→Jpeg書き出しする処理が高速化できると良いなと考えていた。

しかし実際にやってみると全くGPUが使われてなくて調べたら、現状LightroomでGPUが使われる場面はかなり限定的らしい。

Lightroom CC および Lightroom Classic CC/Lightroom 6 では、Develop モジュール(Lightroom Classic)/詳細ビュー(Lightroom CC)で画像を調整する作業を高速化するために互換グラフィックプロセッサー(別名、グラフィックカード、ビデオカード、または GPU)を使用できます。

Adobe Lightroom GPU のトラブルシューティングおよび FAQ

残念ながらRAW書き出しはCPU処理オンリーらしく高速化できず。Lightroomの今後のアップデートに期待したい。

まとめ

Lightroomで恩恵が受けられなかったのは残念だったけど、一番の目的だったゲームの方は超快適に動いてて満足。

eGPU Boxはちょっと値段が張るけど、AppleがThunderbolt3を捨てない限りMacを買い換えても使えるし、GPUもアップグレード可能で長く使える。そう考えたらコスパは悪くない。

これまでPCゲームをするなら自作PCだったけど、最近はMac対応のゲームも増えてきてる。そこにMacBook Pro + eGPUでここまで快適になれば、もう自作って選択はほぼ無いかなぁ。