コンビニの雑誌は売れないのではなく邪魔な存在

AUGM鹿児島2018に、じゃんけんマスターとして参加し、翌日、山形屋食堂で名物の固焼きそばを食べている時に、イベントの主催者とコンビニ話しが話題になった。

昔、コンビニエンスストアは、オープン時は、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートの名前で呼ばれるが、3年が経過すると「コンビニ」という一般名称の店舗に変わり、お客の中の差異はなくなるため、同じメニューやサービスを提供しなければならないという同位競争という珍しい争いが起こることを教えてもらい、かなり勉強になったことがあった。

話しのきっかけは「コンビニでも雑誌は売れなくなっているのか?」という質問だったのだが、実は、コンビニの雑誌は売れないのでなく「邪魔な存在」などだということだった。

セブン-イレブンが何度も挑戦しては失敗してきた「SEVEN CAFÉ」を2013年にヒットさせると、すでに軌道に乗せていたローソンやファミリーマートも本格参入したことで、コンビニの繁盛時間帯は、これまでのお昼の弁当時間ではなく、朝に移行しているという。

これまでお昼のお弁当にタイムセールキャンペーンが行われていたが、いまは、コーヒーと一緒に購入することで割引が発生するキャンペーンが多く実施されている。

コンビニコーヒーは、機械は本部持ちで、コンビニオーナーは豆だけ購入すれば良く、生物の弁当と違って廃棄率がとても低く管理がしやすいなどメリットが高い。

現在、各コンビニチェーンは、その時間の顧客の待機率を上げるため、店内にイートインスペースを設ける店舗が増えているそだ。

もう1つ、コンビニの売上を支えるアイテムとして、iTunes Cardを代表する前払い式のプリペイドカードなのだそうだ。

これらは、最初、予め設定された小額金額のカードだけだったのだが、2014年2月から1枚のカードに最大50,000円まで設定出来るバリアブルカードが登場した。

コンビニで販売されるプリペイドカードの売上はかなりの割合を占めるようになり、1日で100万を超える売上を出す店舗までではじめている。

このプリペイドカードは、任意の番号が割り振られており、レジでアクティベートすることで初めて使えるようになるため、店舗入口付近に置いておいて盗難にあったとしても、アクティベートされていない場合は、ただの紙切れでしかない。

問題は、任意の番号が割り振られたカードのため、このカードを大量に保持していなければ、別のコンビニに渡られてしまう。そのため、このプリペイドカードを展示する什器の数を増やすため、雑誌コーナーを減らすオーナーが増えているという状況なのだという。

もう1つ、コンビニ業務を一変させた理由の1つとして、Amazonのコンビニ受取りとメルカリの荷受けが上げられる。

カウンターの中に保管するだけでは済まない数にまで達し、荷受けした荷物のスペースを確保するために、バックヤードのスペースを店舗在庫分とは別に確保する必要に迫られているそうだ。

そのため、店舗を移転してバックヤードを確保する場合もあれば、店舗内で邪魔な物を排除してスペースを確保する必要があり、その時に雑誌の棚を減らすことが多く見られるという。

こうした荷受け業務で利益が得られるわけではないが、先にも述べたように「コンビニ」という一般名称として認知された店舗は「受けられない」と断った場合、2度とお客が戻ることは無いという危機感を持つことになる。

コンビニは、総合受付業務カウンターとしても認知されるところとなり、昔のコンビニとは比べられないほど多忙な職場となっているのだそうだ。