映画「ボヘミアン・ラプソディ」

ブライアン・シンガー監督が、世界屈指のロックバンド「クイーン」のリードボーカル、フレディ・マーキュリーに焦点をあて制作した伝記ミュージカル作品。

なお、途中で監督はデクスター・フレッチャー監督に変わっているが、全米監督協会の規定によりクレジットには入っていない。

フレディー・マーキュリー役をラミ・マレックが演じている。

ナイト ミュージアムでアクメンラ役を演じていた俳優といえば思い出す人は多いかも。

ラミ・マレックのフレディー・マーキュリーだけでなく、グウィリム・リー演じるブライアン・メイ、ベン・ハーディ演じるロジャー・テイラー、ジョゼフ・マゼロ演じるジョン・ディーコンなど、バンドメンバー全てがそっくり過ぎる。

クイーンのギタリストのブライアン・メイとドラマーのロジャー・テイラーが音楽プロデューサーを務め、2人のインタビューや、当時の映像などを元に脚本が作られているため、極めて再現性が高い。

また、衣装や楽器なども、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラーから借りて使っている。

さらにクイーンのアーキビストとして知られるグレッグ・ブルックス氏も協力していて、小道具の再現性が高い。

一部でラミ・マレックが実際に歌う場面もあるが、基本はクイーンのマスターテープからのボーカル・ステムの挿入か、クイーン・エクストラヴァガンザ・ライブツアーのオーディションの優勝者であるマーク・マーテルによる再録音源を使用しており、声はフレディー・マーキュリーが蘇っている。

1985年に行われた20世紀最大のチャリティーコンサート「ライヴエイド」でのライブパフォーマンスは、かなり忠実に再現されていて、昭和60年代のディスコブームの中で、実際に生で放送を見ていた自分には泣けてきた。

ライブエイドのステージは、空港に実物大のステージを作り1週間かけて撮影されているだけでなく、当時の同じ全6曲を通して行うライブパフォーマンスを再現して撮影が行われている。

本編では部分的にしか使われていないが、どうも特典映像として全編収録映像が含まれる可能性がある。

なお、ウェンブリー・スタジアムや観客はCGによって再現されている。

フレディー・マーキュリーがバイセクシャルである事で悩み孤独であったと映画の背景では描かれているが、実際にそうだったかは、本人しか分からない。

メアリー・オースティンの家の近くにフレディー・マーキュリーが引っ越したと描かれているが、実際は、フレディー・マーキュリーが、自分の家の近くにメアリー・オースティンが住む家を買ったというのが事実で、ドキュメンタリーという映画ではない。

クイーンの楽曲は、今でも新鮮で音楽性が高く、ミュージカル映画として最高傑作となっていると思う。