映画「少女」
湊かなえ著の「告白」に次ぐ著者の第2作目にして書き下ろし作品を原作とし、三島有紀子監督が製作した作品
脚本は、三島有紀子監督と松井香奈の共同作業で、松井香奈は第30回高崎映画祭で「弥勒のいと」という短編映画の監督・脚本をこなす注目の若手監督でもある。
キーワードは「因果応報」何気ない言葉だけど、映画を支えてるのは、この言葉だと最後に分かる。
最初は、宗教っぽい背景の中で、新劇調の演出から始まる。
エンターテイメント作品ではなく、本田翼、山本美月といった若手女優中心で構成されているため、観たいと思えるプロットは薄いかもしれないが、おそらく今年の第40回日本アカデミー賞脚本賞にノミネートされると思う。
教育問題、学校裏サイト、ネットいじめ、家庭内暴力など様々なテーマが入り乱れるけど、原作のヒューマンミステリー的部分が明らかになるクライマックスで、綿密に練られた脚本によって、怒濤の驚きが続く。
一瞬しか目に映らない何気ないシーンが、どんどん繋がっていく中で「嘘でしょ!」と思わず声を上げてしまった。