ホリデェイ・カード
クリスマスとはいいません、祝祭です
日本ではクリスマスといいますが、我が国U.S.A.ではクリスマスとは公ではいいません。云わなくなりました。
それは様々な民族とその宗教があるからでありまして、
「ハッピィー・ホリデェイ」
とはいいましても、
「メリィー・クリスマス」
なぞと声をかければ相手が困るわけですね。相手の宗教によっては応えてはなりませんし、応えられない。挨拶を交すのに互いが難しくなる。

そういう訳でして、クリスマス・カードというのは思慮の足らない用い方でありまして、ホリデェイ・カードと申します(同一信仰内では、クリスマス・カードで構いません)。
勿論個人間では手書きです。印刷なぞは以ての外であります。一枚一枚相手を慮りながら近況を含めた挨拶を綴ります。印刷のくにである我が国、タイプ文書の我が国でも、カードは手書き以外はいけませんね。これは嘗ての日本も同じでありました。必ず毛筆か万年筆で以て家長父が認める。池波先生なぞはもう可成り早くから、次年の賀状を意匠されたそうでありますから、挨拶のもっとも大切な行為であるわけで、これは我が国のホリデェイ・カードも同じであります。
今冬も自邸には次々とカードが届きました。家族、兄弟姉妹、畏友、学友、朋輩、指導者、議員、関係者───。それを私たちは開いて双べましたり、壁に様々な工夫で貼りましたり、ツリーに飾ります。祝福メッセージを好感し互いの息災を慶び合う。
私たちは明後日新年を迎えます。
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