これまでのHERPという会社

Ichiro Shoda
10 min readJan 4, 2019

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皆さま、あけましておめでとうございます。

2018年は我慢の一年でございました。ご支援いただいております皆さま、クライアントの皆さま、そして社員のみんなもありがとうございました。

2019年も何卒よろしくお願いいたします。

社内向けに振り返り記事を書いていたのですが、公開しても良さそうかなと思い、Mediumに転載しています。

社内向けに書いていたので、読みにくい部分がある場合はお許しください。

筋肉質な組織とは何か

最近『筋肉質な組織』を作らねばという言葉をよく耳にします。その定義は人によって様々だと思います。大人で自律したハイパフォーマーの集団という意味の場合もあると思うし、少人数で効率的に一定以上の規模の仕事量をこなせる集団であるという意味、人件費的な意味でコストのかからない組織だという意味、他にも定義はあるかもしれません。

僕の回答は、『自律的に成長し、求められる水準以上のアウトプットを常に出し続ける組織』です。これまで2年弱、HERPを経営するなかで言語化されてきたものです。そして、我々の組織はこの定義における『筋肉質な組織』に近づいていると感じています。ここからは、その進化をたどってみたいと思います。

開発組織の進化

プロダクト開発チームのチーム体制について、開発進捗管理手法について、開発の工数の割り振りについて、この2018年の1年間僕はほぼほぼ関わっていません。関わっていたのは機能の優先順位と納期だけ。

意思決定してきたのは庄田を除いたプロダクトチームのみんな、メインは徳永とまざっちかと思います。本当に僕の知らないところでどんどんmtgが生まれては消え、振り返り手法が生まれては消えていく様を見て感心しています。w

そしてこの開発組織の進化は徳永とまざっち以外の社員の能力が高いからこそ成り立つものであるともとても感じています。目まぐるしく変わる組織運営方法に即座に対応して改善点を伝えられるみんながいるからこその組織だなと感じます。

コンサル組織の進化

採用コンサルティング事業部は1年で大きく形を変えました。初旬は庄田と宮田を中心にインターン生数人と作っていた組織。どちらかというと庄田の知見ベースに対面でのコンサルティングに価値を感じていただく形が多かったと思います。

年明けすぐに、庄田はコンサルティング事業の実働から抜け、徳永に全てを任せました。そこからは徳永得意の仕組み化、プロセスの整理、しっかりとした価値担保をベースに業務委託の方々も増やしながら価値の安定化、案件の増加の両方を大きく成し遂げたと思います。

そして徳永がプロダクト側に深く関わるようになってからは、元木・宮田、そして優秀なインターン生たち、優秀な業務委託メンバーの皆様の組織に変わりました。組織の形は大きく変わっていく中で、当事者みんなが最適な形を考え続けながら変革・進化してきた1年だったと思います。

この進化にも正直庄田はほとんど関わっていません。徳永・元木・宮田の3名がメインで成し遂げてくれた進化だと思います。

バリューの進化

そして、年末の大イベントとして社員みんなを巻き込んでHERPのバリュー・行動指針の刷新を行いました。創業初期に作ったバリューは庄田の感覚を強く反映したもので組織の状態を踏襲しておらず、形骸化していたので、社員をプロセスに巻き込んだ上で刷新を行いました。

インターネット企業ではミッション・ビジョン・バリューを制定することが一般的になっているかと思います。社員の統率・モチベーションの担保・立ち返るべき場所・意思決定スピードの向上、色々と意味のあるものだと思います。ただ、世の中のミッション・ビジョン・バリューは経営陣のみで作ったものが多すぎるんじゃないかと庄田は少し違和感を感じていたこともあって、HERPでは一度仮案を庄田・徳永で作成し、社員みんなの意見を聞くmtgを踏まえて、全員で決めようと考えました。

庄田の感覚では、最初に制定した仮案にみんなのこだわりをプラスして、すんなり決まるものかと思いましたが、全くそんなことはなかった。そしてもっと良い形で決まったと思っています。

社員とバリュー制定に関するmtgをした際に、「このバリューはどういうつもり(態度)で作るものなのか」、「このバリューの対象は経営陣も含まれるのか」等、言われると思っていなかったことをたくさん意見としていただきました。

そして最終的には庄田ではなく徳永を含む社員主導で最終的なバリューが完成しました。このプロセスは本当によかった。僕がいなくても大丈夫だなぁと改めて感じる瞬間でした。(辞めませんw)

最終的に完成したバリューと行動指針

そして現状の組織の状態を反映しているものであるものであるからこそ、定期的に全社会で振り返りを行い、修正をしていくことまで約束をしました。w

僕の定義においてこの組織の進化を記載してみましたが、まだまだ自律的でユーザー価値起点で、組織志向を持って動ける組織になれるはずだとも同時に思っています。

その中で庄田が果たすべき役割は何か

2018年は、変に経営者という職種について考えすぎた、その役目として自分を大きくしようとしすぎた1年だったと思っています。経営者としての知識のなさへのコンプレックス、初めての0→1、SaaS事業、コンサルティング事業に対しての知識のなさへの焦り、自分がいなくても回る組織を作ること、そんなことに変に必死になってしまっていた自分がいました。その代わりに自分が失っていたのは、『仕事が身体に乗る』という感覚でした。

そして最近は、人間が一番幸せな状態は、自分が確実に何かしら価値があると感じることに邁進し続けられることなんじゃないかなと考えています。僕にとってこれは『仕事が身体に乗る』ことなのです。ただ単にお金があっても時間があっても世の中に承認されまくっても、幸せじゃないなぁと素直に思います。

2019年はあえて自分自身の短期的な視点・短期的な体の乗り方・短期的な成長を考えて全力で疲れ果てるまで仕事をしたい。それが僕の目標です。

2019年の組織の目標

筋肉質になったのかもしれない組織、でも足りないものは『結果へのこだわりと信じる力』だと思います。うちのメンバーは頭のいい人が多いので、現状の課題や、直感的な不安に気をとられがちです。

我々は今年は結果を出すことにこだわる組織になりたい。そしてそれができるメンバーが揃っているのだと信じること。これが求められます。

年末のお疲れ様会でも言ったように、2019年はきっちり飛躍の年にしましょう。そのために結果にこだわりメンバーを信じ、結果が出ることも信じ、2018年より努力していきましょう。

そして事業というものは思っているよりも続けることに価値がある。続ければいつか絶対に受け入れられる。僕はそう確信しています。

2019年の会社として作りたい価値

我々のミッションは『採用2.0』です。それは何か。僕らが一番努力しなければいけないのは、それは何かを自分たちで考え、定義し、刷新し続けていくことです。SaaSサービスの価値はその場の課題を解決することだけでは不十分です。マイナスをゼロにするだけではなく、独自の価値を作る。それが多くのお客様から愛される独自の価値・ブランドを作る。我々独自の価値を、客観的に中立に業界を一番見ているプレイヤーとして作っていく、発信していく必要があります。

徳永のこのブログにあったように、今の日本のすぐ先の回答は採用担当をプロジェクトマネージャー化することを促進することで採用成功をもたらすことなのかもしれない。ただこれも今の我々(徳永)の感じている一つの回答であって、別の新しい回答があるのかもしれない。最高は常に変わるとはよく言ったものでこれも今の回答の一つにすぎない。みんなであるべき姿を考えていきましょう。日頃のコミュニケーションを見ていて、全く心配はしていないが、自戒も込めて。

そして本当にそれが実現できるサービスを作っていきましょう。

一緒に挑戦してくれる人をお待ちしています

(ここからは読者の方向けの内容ですw)
こんな組織で2019年という時間リソースを使って我々と採用のアップデートを考えませんか?副業でも業務委託でもインターンでももちろんフルコミットでも、どんな形式でももちろん問題ございません。熱いメッセージをお待ちしてます。こんなイベントもやるのでこのイベントだけでも聞きに来てください。

現状のHERPのリアルな組織図

現状の組織図と求めているポジション

上の図が現状の組織図です。責任者に多くfabichirox(庄田)、uxkong(徳永)がいる状況です。今年はこれをどんどん権限委譲していきたい。ご連絡をお待ちしております!赤い文字の部分は今すぐにでもジョインしていただきたいポジションになります。そしてインターン生はどのポジションでもいつでもエントリーを受け付けております。中途転職検討中の方、インターン先を検討中の方、ちょっと話をしてみたい方、一度庄田とランチかお茶をご一緒させてください!

以上。

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Ichiro Shoda

株式会社HERP 代表取締役CEO/採用の事務作業を自動化するツール HERP の開発・提供/採用コンサルティング/https://herp.co.jp/