オープンイノベーションの次にくるもの

前回の記事はかなり皆さんの注目を集めることができました。やはり人工知能そのものに関心があるだけではなく、人工知能後の社会に関心のある方が多いのだと再認識しました。

前回の続きの文脈で、昨今流行の「オープンイノベーション」の次に来るものを考えたいと思います。

どこの企業もイノベーションを求めています。このネットワーク化された社会において、社内だけにその資源を求めるのは難しく、広く社外に技術やアイデアを求めるのは自然な流れです。オープンイノベーションの事例等に関しては、以下の白書が詳しいです。

http://www.nedo.go.jp/library/open_innovation_hakusyo.html

私は端的にオープンイノベーションは、早すぎたコンセプトだと思います。現在行われているオープンイノベーションは、入り口はオープンですが、出口はクローズドです(あるいは、持つものがより持つ構造)です。ある課題や目的設定がされている中で、広く情報収集と参加者を募っているとういう構造であり、その構造は特定の利害集団が構築します。これでは特定の利害集団以外の参加者側の参加動機は十分ではありません。

本当に入口がオープンで、出口がオープンなイノベーションこそが「オープンイノベーション」であるべきではと考えています。そのために、オープンを支えるインフラが必要です。このインフラ構築は弊社の一つの目標でもあります。

オープンイノベーションの次に来るものは、今のオープンイノベーションが結果としてやっている「ひと」の確保という戦略であり、一度クローズなものに戻るのではないでしょうか。

そして、自律社会・自然社会という文脈の中で、社会が真にオープン化するともう一度オープンイノベーションの世界が到来する。それが私の予測です。それは自然社会を別の言い方をすると「オープンソサイエティ」であり、その社会におけるイノベーションは必然的にオープンであるからです。オープンソサイエティというコンセプトは古くからありますが、その真の実現こそが、自然社会の一つの要件ではないかと考えています。

株式会社IF 代表取締役 CEO
小塩篤史
www.i-f.co.jp
https://www.facebook.com/ififififififififif/

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