声のスナチャ?声のツイッター?それとも?

ボールの製品ポジションを考えると、こういう感じです。用語が独特なので、説明が欠かせませんが(笑)。

サンフランシスコでボールを説明するなら、それは Snap Voice だよ!と、伝えるのが一番手っ取り早い。

インスタントな投稿インターフェイス。小刻みなコンテンツ。そして、常に、時間と共に消える仕様など。

スナチャはもう一つの大きなプラットフォームに成長を遂げました。

瞬間的なエモーションを伝える盛り上がりをコア体験に置いている点は、本当に、全くそのまま Snap Voice だと言えます。

が、その一方多くの点で異なっている面もあります。

・グループチャットが基本的な情報の単位になっている。

・グループチャットが公開&共有されている。

・フレンド以外、つまり新しいフレンドと出会える可能性を探求している。

などですね...。

瞬間に消えるメディアで、その瞬間の体験性を高める。というポイントはSnapchat的。でも、グループで作られるコンテンツを公に共有することができるという部分では、Ball は Snapchatとは大きく異なります。

かつてツイッターが「革命」だった時代がありました。

あと、声のソーシャルメディア(拡散可能な声)という製品定義から考えると、ボールはツイッターにとてもよく似た価値観設定(オープンに個人的な言葉を届けられるところ)です。

とは言え、ツイッターとの相違点も幾つもあります。

・フォローやライクがない(欲しい!という声は多いですね... )

・リツイート的な拡散の仕組みがない(欲しいな.. と思います!)

・ハッシュタグ的な串刺しの仕組みがない(同上)

ボールのコミュニケーション体験としては Snap Voice 的新鮮さ、ワクワク感が現状強く意識されている一方で、Voice Twitter 的価値観、機能セットの面から見直すと今はまだ全然仕上げられていない(機能が足りない)。と、いうのが現状だと言えます。

もちろん、既存アプリとの差分や相違だけでは新製品を語りきれないのですけど、新しい製品価値や機能セットを理解把握するには、既に存在するものをリファレンスとして伝達し、共有するのは便利で効率が良いので、敢えてこじ付けて云うと、

ボールの8秒間の声は24時間経つと消えます。

スナチャ感覚なのだけど、そこでの音声コミュニケーションを共有して拡散できる、声のツイッター的存在価値を狙っている。と言うのが今のボールの狙っている方向性です。

声のおしゃべりは圧倒的に楽しいです。

しかも、ボールで声のおしゃべりを聴くのはとっても素晴らしい体験です。

例えば、ツイッターでステイタスを共有するのは、かつてはとっても新鮮な体験でした。あるいは「消えるメディアによるコミュニケーション」。スナップチャットの登場が実に刺激的でワクワクドキドキするものだった時期が確実にあります。

2017年登場のボールは、そのスナチャ的なエモーション中心の体験価値をもっとオープンに、誰とでもシェアできる、新しいタイプのコミュニケーションとして提案することを狙っています。

「共有できるおしゃべり」という表現が 、今のところのボールには、一番シックリきます。

来週、京都のファブカフェでビールを飲みながらボールでおしゃべりするイベントをやります。

シェアのカルチャーは大いに変化を遂げてきました。

かつては「ブログ」という文字と画像中心の個人メディアが新しいウェブの時代を作りました(それまでは、ポータルサイトの時代だった)。

その次に、ツイッターとフェイスブックに代表される、ソーシャルネットワークがウェブの世界観を大いに刷新しました。

ソーシャルネットワークはそれまで個人のメディアが個々に存在していたのを、システム的に共有可能な相互ネットワークとしてクラウド上に束ねたのです。

グーグルの進化はこれらのブログ発生時期から、ソーシャルネットワークの成長の時期にかけてそのままシンクロしており、ウェブ空間の情報爆発と軌を同じくして、飛躍的なスケールアップを遂げてきました。検索など不要だと言われていたポータルメディアの時代と、その後の個人メディア主体のインターネットは全く異なる存在なのです。

そして、その次にはみなさんご存知のように WeChatや LINEなどコミュニケーションの時代がやって来ました。オープンかつパブリックには共有をされない、パーソナルな相互交流係サービスが大いに台頭しました。

また、そこからチャットボットという対話型の検索エンジンが生まれ育ち始めました(コミュニケーションそのものが検索プロセスになるという、実に合理的な発明と言えますね.. )。

ミュージカリーは世界的なムーブメントになると思います。

実況系の体験シェアは、これからの大きなトレンドです。

そして、その時代の発展経緯は、より瞬間瞬間にフォーカスするメディアそのもののリアルタイム性、そして、それらがさらに個々のパーソナルな領域から、パブリックに伝達共有されていくという新しいシェア文化に向かっていると強く感じます。

例えば代表的な事例としてサンフランシスコでは Musicaly など動画実況アプリが目覚ましく伸びています。

Amazon Echo Google Home などのスマートスピーカーが伸長する中で、当然声のダイナミズムやリアルタイム性を活かしたメディアやコンテンツが注目されることになるでしょう(例えば LINE と Clova は大きなゲームチェンジャーになれる可能性を秘めていると思います)。

ここまで、自分なりにボールの位置付けを説明しようと色々と他サービスとの類似点や差分を考えたのですが、問題はその製品ポジショニングというよりは、そのアプリがもたらす体験価値が既存のアプリの捉えているコア価値とは異なったものであるべきということです(でなければ、利用するユーザーにとって付加価値がありません)。

つまり、捉えらるべき体験の瞬間が、ユニークであることだと思います。

ボールの場合は「孤独感の解消でおしゃべりをしたい」という瞬間の感覚に、いかにフィットしており、満足を得られるのか?の価値提供ができなければダメです。

そのような固有の体験価値が得られない無い限り、ボールには存在価値がないのです。

ますます頑張ってボールを育てていきますので、様々なフィードバックをよろしくお願いします!ボールアプリ内でコメントいただくのも大歓迎です!

ボールアプリのダウンロードはこちら..8秒の声のチャットをお楽しみください。

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