エンジニアが語る「リモートワーク」のリアル。メリット・デメリット・生産性を高めるコツ。

こんにちは、イケダです。

今日は実験的に、ぼくの創作活動を支援してくれている「PARAFT」の記事を転載してみようと思います。

PARAFTは「新しい働き方」にフォーカスした求人サイト。普通に面白い記事なので、転職を検討しているエンジニアの方はぜひご一読を。


今回は、大阪にある企業のご紹介です。

医療業界におけるコミュニケーションサービスの開発を行うエムジーファクトリー株式会社。

オフィスを訪ねるとまず目に入ってきたのは、今年6月に一般販売されたばかりの人型ロボット「Pepper」くん。それも、なんと2台で出迎えてくれるのですから、その光景はとても近未来的でわくわくするものがありました。

病院内での案内係としてPepperくんたちを見かける日も、そう遠くはないと思いますよ。

こう語るのは、代表取締役の大沼玲子さん。

IT技術を駆使して、医療業界のシステム改善を試みるエムジーファクトリー株式会社では、リモートワークや複業といった働き方を推進しており、社員はほぼ全員フルリモートワーク。

今回は、そんな働き方に大満足だと語る社員の森高之さんと松尾祐輝さんにもお越しいただき、お話を伺いました。

「ライフスタイルと効率化を優先させる」という選択

ーー貴社の事業内容について教えてください。

大沼:「医療に関係する全ての人をつなぐ仕組みづくり」を目的に、IT技術を用いて解決方法を提案するのが私たちの仕事です。

一言で『医療』といっても、医療従事者や病院関係者、患者さんとその家族など、立場や状況によって見方は大きく変わります。

欲しい情報を、欲しい人にきちんと届けるシステムを整え、医療の現場に役立てたいと考えています。

例えば、おくすり手帳の電子化であったり、患者さんの過去の治療履歴や他の病院の情報が見られる、医療従事者が利用するウェブサイトの開発といったものがあります。

ーー貴社で導入されている「働き方の工夫点」を教えてください。

大沼:「複業OK」というのは、ひとつ挙げられますね。

エンジニアという職業は、1つのところに留まってしまうとどうしてもスキルが低下しがちです。固定の仕事ばかりをこなすことは、むしろエンジニアにとって”足かせ”になることもあると思っています。

ですので、常に「新しいものを取り入れる姿勢を持っておく」という意味でも、複業などを通して様々な場所で経験を積むことは、決して悪いことではないと思っています。

森:工夫点。まさに「リモートワーク」ですね。

この会社に入った大きな理由は、「在宅勤務ができること」でしたから、私も存分に活用させてもらっています。

転職する前の会社は、通勤時間に往復だいたい4時間くらいかけて通っていたのですが、そうすると時間的にも身体的にもとても辛くなってきて…。

それが今はまず通勤時間そのものがありませんから、以前は朝5時半に起きて家を出ていたのが、今は8時に起きる生活になり、最近では起きて30分後にはもう仕事を開始していますね(笑)。

とにかく満員電車が嫌でたまらなかったので、生活にもゆとりが出てきたなぁと感じています。

ーーリモートワークを実践する上での「コツ」はありますか?

森:私は今のワークスタイルがとても気に入っているんですが、始めた頃はなかなか慣れなかったですよ。

リモートワークというと、自由な部分ばかりが取り上げられますが、「自己管理」の面から言えば、難しさがあるのも事実です。

この会社に入る前までは、自分にはこういった自由なワークスタイルは向かないだとろうと思っていましたが、「開始・終了時間をしっかり決める」ことを意識し、自分だけのライフサイクルを作ってしまえば、あとは慣れるだけ。今はとても満足しています。

松尾:私もリモートワークであることは同じなのですが、「暮らし」と「仕事」はやはり区別したいなぁと思い、自分の場合は自宅ではなく他の場所で仕事をするようにしています

タイプの問題でもあるかとは思うのですが、昨年1年間を広島でリモート勤務して以来、さらにその「区別の大切さ」を実感するようになったんですよね。

あと、自分は喫煙者なのですが、タバコを吸いながら仕事をすると効率が落ちることがわかったので、”ながら仕事” を辞めるためにも自宅ではない場所で仕事をして、必ず時間を決めて休憩時間とのメリハリをつけるようにしています。

自分の強みを極める”研究者肌”のエンジニア

ーー今回の求人では、どんな方に入社してほしいですか?

大沼:自ら学ぼうとする意志を持ち、常に向上心を絶やさない人ですね。技術力の向上に努める姿勢を持っていれば、医療に特化した知識を持っていなくても大丈夫だと思っています。

プロジェクトについては明確な目標設定がしてありますので、それに向かってとにかく成果物を重視しているのが弊社のスタイルです。

森:医療業界というと、「なんだか難しそう」「参入の障壁がとても高い」と思われるかもしれませんが、実はそうでもないんです! 基礎的な(エンジニアの)知識がある方でしたら、うちに来てから勉強していくという方法でもいいと思います。

もちろん専門知識が必要な部分もありますが、事前知識がない人の方が、むしろすんなり頭に入ってくる仕事内容かもしれませんね。

新しく与えられたポストや役割を”一緒に育てていく”ような雰囲気だと思っていただければ良いのではないでしょうか。

ーーどんな方が、エムジーファクトリーには向いていると思いますか?

松尾:そうですね。「自分で問題を見つけ、それを解決していける人」でしょうか。

人数も少ない会社ですしリモートワークですので、手取り足取り教えてあげられない部分も正直あると思います。

そんなときに、進んでアイデアを出してくれる人だと、とてもいいですよね、合うと思います。

あとは、私自身プログラミングが専門でやっているので、それ以外の分野でデザインなども任せられる方だとさらに嬉しいですね。

それぞれがリスクヘッジできるような社会づくりを

ーー「これからの新しい働き方」は、今後どのようになっていくと思いますか?

森:規模の大きい企業とは異なり、うちは少数精鋭でやっています。

「働き方」というよりも、個々がこれからを生き抜いていける力をつけるとすれば、「自分で調べて自分で解決していく」そんなスキルが必要になってくると思います。

結果的にも、自分で身につけたものは忘れにくいですし、強みになりますよね。

大沼:「終身雇用」という形は、今やもうあってないようなもの。そんな時代には、働く人それぞれがリスクヘッジできるような社会にしていくべきだと思います。

一つの会社に完全に寄りかかって生きていくのではなく、より広い視点で捉え、世の中のニーズをキャッチしていくのが、まさに「新しいカタチの働き方」だと思います。

また、技術者のスキル向上を目指して活動していた組織が私の前身ということもあって、エンジニアも幅広い分野で学びながらスキルを伸ばしていく姿勢が、昨今ではもはや欠かせなくなってくるだろうと思います。

(text by 味志佳那子)