WantedlyスカラシップでGoConference2019 Autumnに参加した

Morito Ikeda
4 min readNov 6, 2019

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10/28に開催されたGoConference2019 Autumnに、Wantedlyさんのスカラシップ枠で参加してきました!

経緯

もともとWantedlyさんはGoの記事やイベントなどで何かと見かけるため、「Goを推してる会社」というイメージがありました。たまたま個人で参加しようと思っていたGoConferenceにWantedlyさんがスカラシップ枠を用意していることをTwitterで知り、応募したところ採択されました。

興味深かったセッション

micnncimさん: Accelerate Go development with Bazel
Goでの開発にBazelを使う話。
モノレポで複数マイクロサービスを管理している場合ビルドが大変になるが、Bazelのキャッシュと差分ビルドによりビルド時間短縮。
またBazelはSandboxに対して再現性のあるコード生成をするため、protobufやGoMockなどの自動生成コードをGitの管理対象にする必用がなくなる。 => モノレポで活躍しそう!

あとスライド綺麗なのと、同年代で登壇されていて尊敬しました!

orisanoさん: OSS Performance Tuning Tips
コンテナビルド界隈で有名なorisanoさんのセッション。
(リクルートのインターンの際もお世話になりました)
OSSに対してパフォーマンス改善のコントリビュートを行う際のTipsの紹介。
そもそもどう生活していたらOSSのパフォーマンスの悪い所に気付けるのか気になっていたのですが、それに対して「不満のハードルを下げる」ということをおっしゃていて、とても刺さりました。
普段自分が使っているライブラリやソフトウェアは”スゴい人”の努力により既に完成されたものと思い込みがちだったのですが、改善点はそこら中に転がっているのだと意識するきっかけになりました。
また、sync.Poolによる高速化を綺麗に使っていて参考になりました。

tomocyさん: Write Container Runtime in Go
スカラシップ同期のtomocyさんのセッション。
ちょうどコンテナランタイムに興味を持っていたタイミングだったので、とても参考になりました。
ただコンテナランタイムやDockerの仕組みを勉強するだけにとどまらず、自分でコンテナランタイムを書いてしまうという姿勢に圧倒されました…
やはり年の近い方が登壇されているのを見ると、負けていられないという気持ちが湧いてきます。

スカラシップとして参加してどうだったか?

結論から言うと、学生なら個人で参加するよりも絶対に良いです。

まず第一に、スカラシップを通して他の優秀な学生と知り合えます
上でも書いたように、ちょうどコンテナランタイム周りに興味を持っていたタイミングでその分野で登壇するような方がいたり、他の方も研究をがっつりやったり様々なインターンをくぐりぬけていたりと、皆さんとても優秀で刺激になります。

そしてなんと!GoConferenceの翌日は、Wantedlyさんのオフィスツアー&エンジニアの方々とのランチが設定されていました。
Wantedlyさんのように業務でGoをバリバリ使っているだけでなく、発信も積極的に行っているような企業のエンジニアさんと直接話せたのは一石二鳥すぎました。
Goの話だけでなく、最近興味のあるマイクロサービスのサービスメッシュあたりの話でも盛り上がることができて嬉しかったです。

あとこれは些細なことですが、カンファレンスの昼食もスカラシップの皆さんや社員さんとワイワイご飯を食べられるのも、まだGo界隈に知り合いが少ない自分からすると有り難かったです。

まとめ

全体を通してとても有意義なGoConferenceでした!
またWantedlyさんを見て強く思ったのですが、発信は大事だなと。
その技術コミュニティーに貢献することで会社/個人の名前を他の方に知ってもらうことができ、個人であればそれが仕事につながる機会が増えたり、会社だったら採用力に影響します。
メルカリさんのブログでも言われているように、
「技術をアウトプットするところに技術は集まる」
ということを改めて意識し、僕も目に見えやすいアウトプットをもっと増やしていきたいと思いました。

というわけで、来年はGoConferenceに登壇するぞ!

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