One Broadway. Where Innovation is born.

一年ぶりのボストン&ケンブリッジは、とても有意義だった。まぁ、今まで有意義じゃなかった出張は無かったけど・・・。

Four gorgeous girls and one nice boy.

ボストン大学で見学させてもらった授業は学部生の授業にも関わらず、とてもレベルの高いケーススタディで、題材のスタートアップの創業者のひとりでCOOだった方がゲストとして授業にいらしていた。

ボストンらしくBioTechスタートアップでテクニカルターム連発。正確には理解出来なかったが、どの市場を攻めるのか?で葛藤があり、残念ながら上手く行かなかったらしい。

また、彼は今、とあるスタートアップスタジオでの仕事をベースに幾つかの仕事を掛け持ちしている(敢えてネガティブなニュアンスで言えば、何故、ひとつのことにフォーカスしないのか?)のだが、 スタートアップとして自社の事業つまりひとつにフォーカスするのと、複数の仕事をするのとどっちがいい、自分はどうしたいか?という担当教員からの問い掛けに、どう答えたらいいか?戸惑っている学生たちを見て、若いことの意味というか、自分の人生は随分と時間が経ってしまったことを再認識した。

日本では長男が某国立大学の結果待ち。表面的には第一志望だが、既に結果が出ている某私立大学に行くかもしれないらしい。正確に言えば、某国立大学の希望コースに行ければ良いのだろうが、そこは彼の実力ではかなり狭き門であり、第二希望のコースなら、仮に受かったとしても、自分の人生にとって某私立の方が良いと判断しているようだ。ひと言で言えば、そちらの方が性別を含めてダイバーシティが大きいというのが彼にとっては重要だという。

某国立は、正直言って超難関だ。その超難関の合格を手にできれば、物心ついた頃から抱き続けてきたコンプレックスを解消できるという。でも、そんな必要はないぐらい、彼は才能に恵まれているが、コンプレックス(劣等感)を引きずる部分は僕の血を引いたのかもしれない・・・。

国立の方が親の財布には優しいが、彼が望むようにすればいい。我が子ながら、高2の夏から1年半、半端なく勉強に打ち込んできた姿は、掛け値無しに素晴らしいと思う。

私立は4勝1敗。1敗は殆ど対策もしておらず、彼にとっては優先順位は高くは無かったわけで、私立は事実上、全勝と言ってもいいだろう。

長男は僕に似ず、自分がこれだと決めたことに献身的な努力ができる人間だ。その努力が報われて、本当に良かった。

次男は悲壮感とは全く縁の無いキャラクターで、小学6年生にして、人生の楽しみ方を会得している。

ひとつ前のブログ(別アカウント)にも書いたけど、彼も第一志望の中高一貫校の合格を手にした。彼らしいのは、母親から合格を知らされても、「あっ、そう」と素っ気ない返事をして、何を見ているのかは知らないが、YouTubeに興じていたこと。

彼は天性のコミュニケーション能力を持っており、誰とでもすぐに友達になれる。僕に似たのか算数が苦手で、仮に他の科目と同じレベルで出来ていたら、もうひとつ上のレベルの学校に行けただろう。

でも、数学や物理が得意な長男と人付き合いが上手な次男なら、我々二人がいなくなった後もきっと相互補完して、上手くやって行けると思う。

僕たち3人兄弟は早くに産みの両親を亡くしたが、文字通り男3人の兄弟を残してくれたことに、この上なく、感謝している。

子育てに関しては、予選は終わったと感じている。4月からは決勝ラウンドだ。

殆どのご夫婦は、僕たちの年齢になると子育ては卒業だろうが、我々はまだ暫く続く。そして、自分たちの人生も決勝ラウンドだ。さらに言えば、残されたホール数は決して多くはない。

あと10年でベストスコアを更新したい。筋肉は衰えたが、頭脳派なプレイをすることができれば、勝機はある!と思っている。

ところで、今回の出張は、20歳前後の学生たちの引率。イケてる女子4人と憎めないキャラクターの男子ひとり。自分の子供たちのようだ。

実際、Uberのドライバーに、彼女たちは僕の子供たちか?と訊かれたw。実際、そんな心境だ。5人のこれからの人生が楽しみである。

さて、今日はこれから、僕にとっては、6–7年ぶり、彼女たちにとっては、初めてのNew Yorkに向かう。とても楽しみだ!

追伸:One Broadway は、訪問したCIC(Cambridge Innovation Center)の住所。

Nice view from CIC.

--

--

平石郁生 Ikuo C. Hiraishi

To date, participated in the founding of eight companies. One went public, and Yahoo! Japan acquired the other one. Professor at Musashino Univ.