意識する

「意識する」だけで効果がある、というのは、おおよそ正解な気がする。 意識するだけで何か変わるのか?その真髄を、自分の中でまとめたい。

仮説の前に、参考となった問を。まずは、

人間の脳が1秒間に処理している(=処理できる)情報は、ビットで例えるどれくらいか?

答えは「2000ビット」だそうだ。たったの 2,000 ビット。バイトに変換したら 250 バイトしかない。フロッピーディスクにも余裕で入る。

次に、

1秒の間に脳へ届いている情報量は、ビットで例えるとどれぐらいか?

と言うと、「4000億ビット」だそうだ。単位が変わる。バイトに換算すると 50GB(ギガバイト)。キロでもなく、メガでもなく、ギガである。フロッピーディスクに入れようとすると、余裕で溢れてしまう。

つまり、1秒の間に 50GB の情報を受け取っているのに、脳は 2,000 ビットしか処理してくれない。


古い情報らしいが、もうひとつ面白い記述を見かけた。1976年の論文がソースらしい。

知覚機能を通じて人間が外界(メディア)から受け取る情報量は、視覚が 83 %、聴覚が 11 %、嗅覚が 3.5 %、味覚が 1.5 %、触覚が 1 %です。

これを、前述した問と比べてみる。

情報量のビットを基に比率で計算すると、知覚は 41.5 GB、 聴覚は 5.5 GB、嗅覚は 1.75 GB、味覚は 0.75 GB、触覚は 0.5 GB を受け取っていると推測できる。これが本当だとして、仮に触覚の情報だけ受け取ろうとしても、全ては脳に届かない、処理されないことになる。

つまり、毎秒なんらかの情報を取得している。が、それらがフィルタされて、本当に大切な 2000 ビットだけ、脳に届いているのだと思う。

このフィルタの正体、それは注意力である。注意が向いている対象については、自然と情報を処理しようとしてくれるのだと思う。注意、つまり意識の向きによって、フィルタの働き、優先順位が変わるのだろう。

たった 2,000 ビット。されど 2,000 ビット。少ない情報量の中、自分にとって大切なものを集めること。自分が大切にしたいものを見つけようとする意識、が大事なんだと思った。