UX先進企業が実践するUT活用法とは?

みなさんはじめまして!

株式会社InnoBetaでUIscopeの営業、リサーチを担当している八百です。
先日行われた「ユーザーテストLive!『第2回 UT事例発表会』」について紹介します!

ユーザーテストLive!について

このイベントはユーザービリティ工学の専門家である樽本さんとInnoBetaの共同開催となるイベントです。

もともとは企業のオフィス内のフリースペースなどをお借りしてその場で ユーザーテストを行い、その様子を観察することで、ユーザーテストの効果を直に体験してもらうためのイベントでした。

3年前の初開催の頃から比べるとUTやUXの考え方も浸透してきたので、ユーザーテストの活用を推進している企業のお話を聞きたいというニーズを受けて、事例発表会という形で開催しています。

早速今回講演していただいた各企業のお話を紹介していきます。

「チームを巻き込むデザインリサーチ」

事例1. Naoya Nakahashiさん(アシュリオンジャパン)

一人目は今回の会場をお貸ししてくれたアシュリオンジャパンから中橋さん。
登壇資料はコチラ

今回のテーマは社内でのデザインリサーチへの取り組みについてでした。

もともとはusertesting.comを利用して、海外でのユーザーテストを行っていたそうなのですが、日本人向けのユーザーテストサービスを探していたところUIscopeを見つけたというのが、日本でのユーザーテストの始まりでした。(弊社サービスをご紹介いただきありがとうございます!!)

ユーザーテストを実施して気づいたことを紹介した後、

その気づきをみんなで共有するという作業をします。
プロダクト関係者、特に開発者は自説を持っていることが多いので、ユーザーの実態とアプリの現状を理解してもらうためには、結果を見せるのが一番早いのです。

現在はユーザーテストを実施しながら、いろいろなプロジェクトでデザインリサーチを広げる活動をしているそうです。

私もいろいろな企業の方とお会いする際、ユーザーテストの動画を見せるととても興味を持ってもらえるので、ユーザーの気持ちを知るには、実際にユーザーテストを体験させてみることが一番の近道なんだと再認識しました。

また、アシュリオンでは現在絶賛採用中だそうです!
興味のある方はアシュリオンの中橋さんまでぜひお声がけください。

「ユーザーテストの導入と運営について」

事例2. 鈴木 英明さん(ソフトバンク株式会社)

講演スライドの公開はNGということなので、詳しくレポートすることはできないのですが、「ユーザーテストの導入と運営について」というテーマで、ご登壇いただきました。
樽本さんの書籍を参考にした、ユーザーテストの結果の評価方法などをお話いただき、定性的なデータを定量的に評価する方法について、大変参考になるお話でした。

「BtoB新規事業を舵取りするためのユーザー調査」

事例3. 伊藤 英明さん(株式会社ヴァル研究所)

株式会社ヴァル研究所にて、新規事業開発を担当している伊藤さん。
今回はRODEMというサービスを作った時のことを話してくれました。
登壇資料はこちらからご覧ください。
RODEMとは、カレンダーにアポイントメントを入力するだけで、移動時間や経路、電車代などをすべて計算してくれるサービスです。

現在はgoogleカレンダーと連動したサービスとなっているのですが、当初はアプリとしての開発を目指していました。
しかし、ユーザーテストの結果、次のことがわかりました。

・精算申請などはPCで行うので、スマホで使うよりもPCで使えたほうが便利
 ・経路変更をしたとき、電車から飛び降りて別の電車に乗るようなルートを指示してしまう

そのため、アプリでの開発を諦め、webサービスへと移行しました。

ユーザーテストの結果、ユーザーの実態などを知ることができて、コンセプトの再定義を行うことで成功したという事例でした。

サービスのコンセプトまで見直すことができるのは、プロトタイプの段階でのユーザーテストならではの発見だなと感じました。
私自身、ユーザーテストの専門家として、プロトタイプや開発段階でのユーザーテストをもっと推奨していきたいと思いました。

「なんでABテストとユーザーテストをするのか?」

事例4. 林 寛之さん(株式会社リクルートジョブズ)

講演スライドの公開はNGということなので、詳しくレポートすることはできないのですが、「なんでABテストとユーザーテストをするのか?」というテーマで、ご登壇いただきました。

ユーザーテストを実施せずにプロダクトを改変した結果、大失敗をしてしまったという経験を経て、必ずユーザーテストをするようになったといお話をしていただきました。

ABテストの際のデザインを作成するツールやテストの実施方法なども紹介していただき、自分でも一度そのツールを使ってみたいと思いました。

「Lean Interview — 誰でも、ほぼコストゼロ、1日でできるインタビュー法」

事例5. 進藤 圭さん(ディップ株式会社)

最後はバイトルでも有名なディップ株式会社より進藤さんです。進藤さんはまずは簡単でいいからユーザーテストをしようという考え方を紹介してくれました。
登壇資料はこちらからご覧ください。

進藤さん流では、正確さよりもとにかく速度を重視し、インタビュー自体は準備も含めて、1日で終わらせてしまいます。

そしてユーザーさんがリラックスして参加できることを重視して、録画や録音はせず、ユーザーに自分の気持ちをメモしてもらいながらテストを進めます。
テストが終了したら、自分の記憶とメモを頼りに記録したメモをみんなで分類しながら分析をします。
5人にインタビューをするだけでこんなにメモが貯まるそうですよ。

このような簡易な形でもいいので、ユーザーテストを実施することを会社の文化にして欲しいということを仰っていました。

ユーザーに自分の気持ちをメモさせながら、後で分析するときの材料にするというのは、私は経験したことがなかったので、今後取り入れてみたいと思いました。

登壇者のユーザーテストへの思い

さて、いままで5人分(3人分)のお話を紹介させていただきましたが、どのお話にも共通していたのは、ユーザーテストを実施することで、自分たちでは気づいていない事実に気づけるということでした。

今回登壇していただいた各企業は、社内での取り組みだけでなく、社外にもユーザーテストを広めるための取り組みにも参加していただいて、サービスをよくしたいんだという熱意がとても伝わってきました。

以下、宣伝となります。

今回のイベントで何度か登壇者にも紹介されたUIscopeを使って、ユーザーテストを実施してみたいと思った方は、お気軽にお問合せください。
面倒な被験者集めやテスト設計、インタビューの実施などをサポートさせていただきます。

https://client.uiscope.com/

また、次回のイベント登壇者、ご協力いただける企業様を募集しております。
講演したいという方、会場をお貸ししてくれる方、自分たちのサービスをユーザーテストしたい方などいらっしゃいましたら、お声がけください。

今回の共同開催者である樽本さんの書籍を紹介させていただきます。
ユーザーテストの基本が載っているとてもいい本なので、ぜひ読んでみてください。
(私も最初はこの本を読んで勉強していました)

最後に、謝辞となりますが、講演してくださった企業の皆様、講演を聴講しに来ていただいた皆様、会場をお貸ししてくれたアシュリオンジャパン様、ご協力ありがとうございました。