2017年の活動報告 - SREとビールの話

Isao Shimizu
2017年1月30日 SRE Tech Talks #2にて

こんにちは。株式会社ミクシィ XFLAG スタジオでSRE(Site Reliability Engineering)をやっている清水 @isaoshimizu です。この記事は、mixiグループ Advent Calendar 2017 最終日の記事です。

はじめ、この記事をQiitaに書こうと思いましたが、エンジニアリング以外のことについても触れようと思ったので、初めてMediumに書いてみることにしました。

2017年にSREとしてやってきたこと

大変ありがたいことに、今年は4回ほど登壇の機会を頂きました。どれも大きなイベントで、なかなかプレッシャーもありました。2017年にSREとしてやってきたことは、これらの発表内容にまとまっていると思います。(SREがそもそも何なのかについては、この記事では触れません。発表資料や後述の書籍を読むとわかると思います。)

登壇のお誘いをいただきました皆様、本当にありがとうございました。私自身、登壇して何か技術的な話をすることはそれほど得意としているわけではありませんが、普段技術的なことに触れていて、その中で得たものはアウトプットしたい・共有したいと思っています。ただ、人の前で話をするのは、どちらかというと好きな方なので、こういった場を頂けるのはとても嬉しいです。今後も、もし機会がありましたら是非お気軽にお声がけください。また、今後はただお誘い頂くだけでなく、スピーカーを募集しているイベントにも積極的に参加していきたいと思います。

※私は参加できなかったのですが、8月3日にはIDCFさんからお誘いいただいたイベント「夏だ!飲もうぜ!Game Day ~ビッグタイトルの裏側~」もありました。このイベントでは同僚のSRE 2名が登壇しました。良かったらリンク先からレポートをご覧ください。

SREの人事評価

ただイベントのリンクと資料を貼るだけでは面白くないと思いますので、ここで、11月29日のInternet Week 2017で発表した内容の一部について触れてみたいと思います。この時の発表では、今までの発表で触れてこなかった弊社のSREグループにおけるエンジニアの評価ポイントについてお話しました(資料の20ページにも記述しています)。

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評価の前提として

  • 何にどのくらい時間をかけて、何に対して貢献したのか
  • 与えられた仕事だけしても評価はされない

それぞれの領域において

技術(Technology)

  • 技術によってどんな課題を解決できたのか
  • 今その技術を選ぶ必要があったのかどうか

アウトプット(Output)

  • 何を作ったのか、そのモノの価値はどうなのか
  • ⽣産性は⾼かったのか

事業貢献(Product Contribution)

  • 事業、プロダクト・サービスへどの程度貢献できたのか
  • なぜそれに貢献したのか

グループ貢献(Group Contribution)

  • グループに与えた影響はどんなものだったのか
  • メンバーに対してどんな⾏動をして、何が変わったのか

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これは私の上司から示されたものですが、エンジニアにとってわかりやすく、行動しやすいポイントだと思っています。おそらく、エンジニアのタイプや扱っているプロダクト、サービス、目標などによって評価のポイントは変わってくるとは思いますが、こうして示されたことは私にとってありがたいものでした。これは現時点における弊社SREの評価ポイントですが、組織や技術の変化に応じて、今後もアップデートされ続けるものだと思います。

XFLAG スタジオにSREグループという組織ができて今に至るまで約1年と4ヶ月、組織としては決して長い期間ではありませんが、SREがどのようにあるべきか、SREはどんな存在なのか、チーム内でも日を追うごとに理解が深まってきたように思えます。しかし、これからも新しい技術を常に追い続け、SRE(Site Reliability Engineering)をさらに追求することで、事業やサービスに貢献していきたいと思います。

最近のSREの動向

海外においてはGoogleなど多くの企業ですでにSREが一般的となっていますが、国内においてSREという言葉が広がるきっかけとなったのは、やはりメルカリさんの記事だったと思います。

これは今から約2年前、2015年11月18日の記事ですが、その後、この記事をきっかけにして、国内の企業でSREを取り入れた事例が増えていった気がします(実際のところはわかりません)。今では、かなりの数の企業にSREの組織があり、積極的に採用活動も行なわれています(この記事を書いている12月23日時点で、WantedlyでSREで募集を検索すると100件ヒットしました)。

今年、さらにSREをより深く知るきっかけとなる出来事がありました。8月12日、オライリー社からSREの書籍が発売されました。

原書は「Site Reliability Engineering How Google Runs Production Systems」(2016年4月発売)。この書籍をきっかけに、国内の多くエンジニアがSREに対する理解を深めることにつながったのではないかと思います。私も発売日に購入して読みました。そして読み返すたびに新たな発見がありました。

インフラエンジニア勉強会hbstudyでは、このSRE本の発売をきっかけに、

と、各社のSREの取り組みが紹介しています。各回の動画も公開されているので資料と併せて見るとより理解が深まりそうです。

そして今月には、ssmjp 2017/12 〜はたのさん祭〜 というイベントで、

運用現場におけるSRE本の「正しい」読み方

という発表がありました(私はイベントに気づかず不参加でした)。その発表の資料を公開直後に拝見しましたが、今までモヤッとしていたことがスッキリした気がしました。SREに関わっている方は必見だと思います。

このように、2017年は国内のSREを取り巻く環境に様々な変化があった年だったと思います。2018年も各社のSREがどんな活動をするのか目が離せません。

エンジニアとビール

ここで話を変えて… 唐突ですが… エンジニアってビール好きな方、多いですよね?Twitterのタイムラインを見ているとそんな気がしますし、エンジニア向け勉強会でビールが提供されるのはよくある光景です。今年は、いろんなWeb系企業のエンジニアが集まってビール飲む会に参加したこともありました。

弊社グループのWebメディアに「ミクシル 」というのが最近できたのですが、「ミクシィグループ、今年もアドベントカレンダーやるってよ。 」という記事の中で、

個人的には、「2017年にあったこととかビールの話とか(仮)」が気になりました。

というありがたい期待(?)を頂戴したので、私とビールの関係についても少し触れてみようと思います。

ビール自体はお酒を飲めるようになって以来ずっと好きなのですが、3年くらい前からハマっているのが、いわゆるクラフトビール。いろんな人にクラフトビールが大好きだという話をすると「クラフトビールって結局何なの?」ってよく聞かれます。せっかくなので、クラフトビール大国ともいえるアメリカのBrewers Associationによるクラフトビールの定義を紹介してみたいと思います(アメリカでの場合)。

  • Small: 年間600万バレル(約7億リットル)以下の生産量であること。
  • Independent: 独立であること。クラフトビール以外を扱う酒造メーカーに属している場合は25%以下の資本比率であること。
  • Traditional: 伝統的または革新的な原料と発酵技法を用いること。

アメリカにおけるクラフトビールの市場規模は、ビール全体の年間売上高の約12%程度。ちなみに日本では約1%(2021年には3%まで増加するという予測があるようです)。日本では、生産規模的にアメリカでの定義をそのまま適用はできないそうで、明確なルールは正直なところよくわからないです(どなたか知っていたら教えてください!)。

2017年はこんなところでこんなをビール飲みました

今年もあちこちで大好きなクラフトビールを飲みました。私のインスタグラムの写真を見ると、だいたいどんなところで、どんなものを飲んでるかわかるかもしれません。今年飲んだビールやビアバーを全部紹介したいところですが、ここで紹介するにはさすがに多すぎるので厳選して、今年最も記憶に残ったビールを3つ紹介したいと思います。

志賀高原ビール New Engi-land IPA [Photo]

今年は日本でNew Englandスタイル、通称NEIPA(New England IPA)が流行りました。IPAでありながら苦味は少なめ、そしてジューシーで濁っていて、ホップの香りが豊富なタイプのクラフトビールです。長野県の志賀高原ビールが作ったNEIPAがNew Engi-land IPA(ニューエンギランドIPA)。ビアバーで飲んだのと通販でビンを買って飲みましたが、限定で作られたのもあって次はいつ飲めるか…。本当に美味しいです。

KONA BREWING Hanalei Island IPA [Photo]

3月下旬に家族でハワイに行く機会があったのですが、Whole Foods Marketで買ったのがこのHANALEI(ハナレイ)。ハワイにあるKONA Brewingが作っているビールで、Passion Fruit、Orange、Guavaの3種のフルーツを使っています。IPAと言いながら度数は低めでフルーティー。暑い気候にピッタリな美味しいビールです。ハワイから帰ってきた後も、渋谷のワイレレというお店で何度も飲みました。これからも定期的に飲みたいです。

Mazama Brewing Sour Sunset [Photo]

アメリカ、オレゴン州にあるMazama Brewingによるサワーエール。ラズベリーを使ったジューシーなビールです。アルコール度数が8%と高めにも関わらず、グビグビ飲めちゃうやつでした。このビール、横浜の桜木町にあるSakura Tapsという行きつけのお店で飲んだのですが、それ以来このブルワーのビールと出会うことがなく、まさに一期一会でした。またどこかで飲める機会があれば是非とも飲みたいビールです。

新たなビールとの出会い

7月頃、Facebookでこんなイベント情報が流れてきました。「うちゅうブルーイング」という山梨県に新しくできたブルワーによるイベントでした。

このイベントではホップの収穫を楽しんだ後、去年収穫して急速冷凍したホップで醸したクラフトビールを思い存分楽しもうというイベントです。

*宇宙IPAは飲み放題!*

な、なんだこのイベントは!ということで、友人からの誘いもあり、気づいたら申し込んでいました。キャンプをするためにテントも買いました。イベントの開催場所は山梨県北杜市。そこで新たにビールの醸造所をセルフビルドで建設中。近くには無農薬のホップ畑。当日は、ホップ摘みの体験をして、その建設中の敷地でテントを張ってオリジナルのクラフトビールを飲みながらディナーを楽しむという会。最高じゃないですか。

うちゅうブルーイング宇宙IPA

これは当日撮った写真ですが、このあと写真にあるホップをビールに浮かべてホップの香りを楽しみつつビールを頂くという最高の体験をしました。2017年は様々なビールと、それに関わる人々との出会いも充実していました。

ミクシィのエンジニアについて

ちょっと話を戻して… 今年の8月で、ミクシィに勤めて丸6年が過ぎましたが、入社した日から今まで、毎日が充実していて6年という月日はあっという間です。入社した日、配属した部署の同僚のエンジニアたちが凄すぎて「こんなエンジニアになれる日は来るのだろうか」と思ったのは今でもハッキリ覚えています。それからも、私よりも遥かに優秀なエンジニアと一緒に仕事をする機会が多くあり、本当に学ぶことが多い職場だなぁと常々思います。いま私がいるSREグループも本当に技術力の高いメンバーばかりで毎日刺激をもらっています。

すでにご存じの方も多いかもしれませんが、今年のAdvent Calendarはmixiグループだけでなく、元mixiエンジニアによるカレンダー「ex-mixi Advent Calendar 2017」というものがあります。ちなみに、このカレンダーを企画したのは私ではありませんが、現役の社員です。ex-mixi Advent Calendar 2017の記事を書いてくださった方々は、ミクシィを離れた後も第一線で活躍している方ばかりで、記事の内容も大変濃く読み応えのあるものばかりです。

そんな記事が増えていく中で、記事に対する反応が気になり、Twitter上で調べてみたところ、嬉しいツイートがあったので、いくつか引用させていただきます。

ツイートしていただいた皆様、ありがとうございます。なんだかとっても嬉しい気持ちになりました。元ミクシィのメンバーとはいまでもつながりが多くあります(現役とOBが集まるSlackがあったり)。私自身も何度か飲み会を企画して、近況報告や昔話などで盛り上がりました。

さいごに

SREの話からビールの話に飛び、ミクシィのエンジニア話と、長くて全くまとまりのない話となりましたが、私にとって今年印象的だったことを書き出してみました。この記事を書く直前、来月発売の雑誌記事の執筆をしていたこともあって調子に乗っていろいろと書いてしまいました。

来年はどんな年になるか楽しみです。仕事もプライベート(ビール)も充実した1年を過ごしたいと思います。クラフトビール好きの方、クラフトビールに興味が湧いた方、一緒に飲みに行きましょう。

年末の忙しいところ、最後までに読んでいただきありがとうございました。良い年をお迎えください。

Isao Shimizu

Written by

Site Reliability Engineer at mitene.us, mixi, Inc.

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