Parametric Design with Grasshopper

最近RhinocerosのプラグインであるGrasshopperの書籍を石津さんと共著で書きました。内容はGrasshopperで作られた形の作り方を載せたレシピ集です。初学者に向けて基礎的な演習も含まれています。

せっかくなので、ここに本の内容を記しておきたいと思います。

書いた動機

  1. 中級以上向けの類書がない

日本では自分が知っている限り二冊のGrasshopper本が出ています。どちらも良書なのですが、対象者はGrasshopperの初学者です。自分含めて以前から色々なところで中級者以上向けの本が欲しいという声は聞いていました。自分ももう6年くらいGrasshopperくらい使ってきて、ある程度基礎以上のレベルは行ったかなと思ったので、まだないなら自分で書いてみようと思いたちました。

  1. ノウハウを形に残しておきたい

今まで様々な仕事で様々なGrasshopperのデフィニション(データ)を作ってきましたが、そこで得た有効・効率的・便利なプロセスは自分の頭の中だけに存在していました。どこまでそれが他の人にとって有用なものなのかはいざ知らず、でもそのままにしておいたら忘れてしまって勿体無い。そう思い、何かしらの形で残しておきたいとはずっと考えていました。その媒体として本は最高です。

  1. オープンにしてフィードバックを得たい

特にプログラミングにおいて、データやプロセスが普通にオープンに公開されるようになって自分はだいぶそれに助けられました。Grasshopperに関しても、公式のフォーラムに行くと質問すれば何かしら必ず返答が返ってきますし、色々な人が自分のプロセス・データを公開しています。それにコメントがついたりして、どんどんデータが洗練されている様を見ることができます。そういった文化、非常に憧れます。自分も本という媒介を通して(本は買わないといけないですけど)プロセス・データをオープンにして、それを読んだ人たちが自分たちに解釈し、それがいつか自分にフィードバックとして新たな教えを得られることを願っています。

本の構成

基礎

実習形式でGrasshopperの基礎を学べます。データツリーの解説はもちろん、最後はプラグインの導入まで実際にものを作りながら学べます。

応用

全52個のレシピを様々なカテゴリに分けて公開しています。各レシピで新たなモデリングの手法を学べるよう意識して厳選しています。

[図形編]

図形編ではパラメトリックデザインのベースとなりうる形・プロセスをレシピとして集めています。

[形相編]

形相編ではファブリケーションを意識して、レーザーカット、CNC、3Dプリンターなどで造形可能な形やプロセスをレシピとして集めています。

[模擬編]

模擬編ではシミュレーションや外部アプリケーションとの連携に関するレシピを集めています。

もっとレシピが欲しい人へ

本を読破して、もっともっとレシピが欲しい、異なるモデリングの手法を知りたいという人向けに、雑然とはしていますが現在本の内容とは異なる動画レシピを公式Facebookページで公開しています。その他イベント等本に関する情報もアップしています。

コミュニティページ (Facebook)

動画レシピのデータダウンロードページ (GitHub)

動画レシピリスト (Youtube)

最後に

何はともあれ、本として形にできたことはとても嬉しいです。少しでも興味を持っていただけたらぜひご購入を!

Parametric Design with Grasshopper (Amazon)

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