僕らがこれまで歩いた道

上富良野岳テン場にて

昔、安いカメラでなんの技術もなく撮影した写真だが、この写真が好きだ。

大学の部活で冬にスキーをしていた。スキーの裏にシールという滑り止めを貼り、山に登り、滑って帰ってくる。それを他大学の友人と「やろう」と計画した。

誰も入っていない山に、自分たちだけのスキーのトレース(足跡とでもいうべきか)が付いている。

この場所をテン場(キャンプ地にしてテントを張る)にして頂上まで登る。

もちろん目的の山は後方にある。

3年次に計画をし、宮越屋で地形図とにらめっこ。大学の授業の合間を見て行動に何日かけられるか、装備は何が必要か、重量はどのくらいになるのか、そんなことを考えて登った。

結局、頂上までは登らなかった。理由としては、今回は登頂よりも「滑り」を重視したこと、天候悪化の危険、相方の体調不良などなど。2泊3日を予定していたが1泊で帰ることになった。

でもこれでいい。もしかすると相方はこれよりもっと良い経験を積んでいて、こんなちっぽけな山行など覚えていないかもしれない。2泊できなかった残念な山行かもしれない。

それでもボクにとっては

ここまで歩こうとしたこと、歩いてきたことが、この一枚に凝縮されている気がする。

と、Facebookで見た「元相方」の交通事故回復祝いとして。