最近のVJ環境メモ
はじめに
最近、某気鋭のVJグループwestronica主宰の chaosgroove先輩と話していて、昔と比べるとVJを初めるハードルは下がっているはずなのだけど、VJ環境が多様化しすぎたせいかどう始めたらいいか、とか、Tips的なものとかがあんまりないなという感想を覚えたので、自分の2016年2月現在のメモをしておく。あくまで一参考としてお読み下さい。
※VJの基礎知識がないと割りと何を書いているのかわからないかと思います。
ハードウェアについて
過去にはWindowノートブックのみでしていた時期もあるが、現在はMacBookPro2台構成が基本になっている。トラブル時の対応を考え、基本的にソースは2系統以上用意するようにしている。落ちないソフトはないと思っておいたほうが良い。
日頃から念のため、iPadも映像ソースとして活用することが多い。映像生成系のアプリを動かしておいて、最悪MBP2台とも使えないケースなどはそちらに流すようにしている。また、長丁場でトイレ行きたい場合なんかにもたまに使う場合も。
ミキサーには定番V-4EX。外部モニタは使っていない。だいたい入力3系等にしていることが多いので、4分割した本体モニタの一つに外部アウトを表示している。
(外部アウトの位置をタッチパネルで動かせることにしばらく気づかなかった)
エフェクターとして過去にはKaossPadEntrancerを使っていたがHDMI環境が基本になってからは利用していない。 KPEのHD対応版出るなら多少高くても買う覚悟はある。
その他少し広めの会場の場合は、HDMI延長器を使う事が多い。使っている機種のはセンダーにもレシーバーにも電源が必要なのが手間ではあるがやはり安定して映像を送れる安心感はある。なおLANケーブルの片付けが激しくめんどくさい。 また、3系統以上分派する必要がある場合は、4分配器などを使うが、あまり使ったことはないかもしれない。
プロジェクーは、BenQの4000lmのものを3台所有している。日頃プレイする箱はある程度固定されているのでスペック的には十分足りている。BenQは圧倒的にコスパが良いと思う。
Vivitek QUMIのモバイルプロジェクター(500lmのもの)も所有しているが、台形補正がないため使い所がかなり限られてくる。ただ本体がかなり軽いため設営の自由度は高く、ブース裏にどうしても何か当てたいなどの時などに重宝している。充電式で電源がいらないので、MBPとQUMIだけでゲリラVJできる楽しさとかはあるかもしれない・・。
番外編でCritter & Guitariという変わった機材ばっかりだしてる会社のRhythm Scopeという、入力音を元に映像を生成するハードウェアシンセサイザーもモノクロ専用とカラーと2台所有してます。面白いのだけどアナログインアナログアウトなのでなかなか使いドコロが難しい。
今後の気になるところとしては更に高出力のプロジェクターと、Rolandの新ミキサー、HD VIDEO SWITCHER V-1HD だが、ガシガシ激しくプレイしたい派なのでちょっと不安があって手が出せていない。
ソフトウェアについて
現在メインで使用しているソフトウェアは、Techlife社製 の KRAKENである。非常にシンプルな2デッキタイプのVJソフトウェアで、安定性が高いのと非常にサポートが充実しているため使い続けている。
そもそも最初に使い始めたのがデジタルステージ社のMotionDive.tokyoで、KRAKENはその後継に当たるソフトウェアであり、プレイスタイル的に相性が良いというのも大きい。
ミキサーの使い方もそうなのだけど、複数素材をレイヤー的に重ねるのではなく、A/Bデッキにセットした素材をビートに同期しつつガシガシガシガシ切り替えるスタイルのVJがメインです。
また、イレギュラーなケースで複数レイヤーやマスキングなどが必要な際はResolumeを使うこともある。KRAKENと比較するとはるかに複雑なレイヤー構成やマッピング的なことも可能になる。 ただ上述の2デッキをガシガシ切り替えてというプレイスタイルにあまりなじまないのと、大量にあるパラメータを何かしらのフィジカルコントローラにきっちりアサインしないとまともに使える気がしないためメイン利用には至っていない。
先日のセールでArenaのライセンスを買ってしまったので今後研究していきたいとは思っている。
その他にはシンプルなプロジェクションマッピングソフトウェアであるHeavyMもたまに利用している。こちらはKickStarterでデモ版時代から使っている。設営の手間はかかるがなんだかんだでマッピングは客受けが良い。
その他入力ソース的な話題としては、同じくTechLife社のScreenCaptureSyphonは愛用している。同一マシンorネットワーク上の他のマシンの画面をSyphonプロトコル経由でKrakenなど別ソフトウェアに送ることができる。具体的にはやむを得ず動画サイトの動画をさくっと引っ張ってきたい場合なんかに非常に便利である。
あとはジェネ系っぽい感じの映像を生成してくれるBazikもたまに使うがこちらは休憩用な感じである。
以上最近のVJ環境で主にハード・ソフト周りについてのまとめでした。
なんか質問あれば twitter jmworks までどうぞ。