アメリカからみた日本が高度成長期で止まっていた

子供向けベストセラー地図より

ののさん
4 min readJul 19, 2016

ボストンで近所におもちゃ屋があって、

レジ前に子供向け地図が貼られていました。

かなり色あせてますが、

日当たりキツイ店なので、

他の商品もたくさん色飛びしています。

さて、世界地図はJAPANが中心とは違い、

極東(右側の端)に位置していますね。

ズームアップして見てみましょう。

かなり無茶苦茶ですね。

ゲイシャ、忍者、侍じゃないだけマシですが、

工場と自動車、カメラなど。

高度経済成長期のイメージでしょうか。

カメラの位置が適当。

唯一の食品部門がわんこソバ!?

北海道は、どうせ車なら対ソ連で戦車でしょ。

ここから東アジアに視野を広げると、

なんとも掴みづらいですが、

いずれにしても古いですね。

あと、わんこソバ、中国で使い回し!?

では、自国アメリカをどう見てるのか。

豚、さっきの北朝鮮から使い回し!

西海岸のシリコンバレー付近には、

ノート型のパソコンがあるので、

そこまで古くないのですね、これは。

そうすると、日本を含む東アジアは、

数十年前から発展や印象が止まっている。

固定観念と言ってしまいましょう。

この地図は$17,99(約1800円)で、

新品には「Best toy awards」という

金ピカのステッカーが付いていました。

日本の発信力不足も原因でしょうが、

地図を塗り替えていきたいですね。

なんせ将来を担う子供向けですから。

アメリカだけの地図が隣にありました。

アメリカも多種多様、自国の地域性をつかむのもカンタンではありませんね。

日本で「何県はどこにある?」と、

よくクイズ番組になっています。

アメリカでもこの地図を見ていると、

主要な都市以外は位置関係や地名、

関心のない人には、あいまいなのかも。

そうすると、極東に目を向ける気も暇もない。

排他的な自国最優先を言って人気の、

トランプ大統領候補が思い浮かびました。

ボストンのおもちゃ屋で2枚の地図を見比べながら

隅に追いやられがちな日本の位置を確認しました。

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ののさん

絵手紙ルポライター。米ボストンで人生初の留学中。ブログはhttp://nonosan.blog.jp/。毎週木曜は旅ラジオhttp://jobbb.jp/ にレギュラー出演中