大企業×ベンチャー

こんにちは、Joです。

今日は大企業の新規事業について少し触れたいと思います。

私自身がビジネスに興味を持ったきっかけが、ソニーのウォークマンとかホンダの四輪参入など、大企業の新規事業のストーリーでした。

どの事例も昔の話なので、リアルタイムでその興奮を体験したわけでは無いですが、企業のドラマチックな事業創造のエピソードが大好きで、結局大学ではCorporate Entrepreneurshipを専攻しました。

そして、大学卒業後も現在まで一貫して大手企業の新規事業に携わってきています。10年以上もこの領域に身を置いているといろんな変化を肌で感じることが多いですが、そのひとつが大企業新規事業におけるベンチャー企業との関わりの増加です。

当社のクライアント企業を見てもベンチャーとの連携は確実に増えています。以前はインハウス型が中心で、自社のR&Dで育てた技術を商用化していくようなことが多かったのですが、2010年以降はベンチャー企業との資本/事業提携、CVC設立、ベンチャーの買収などが多くなって来ました。

大企業とベンチャー企業との接点が増えることはとても良いトレンドだと思いますし、双方が補完関係を持つことによる多くのメリットに疑いはありません。しかし、大企業が短期的に新規事業を創造するという一点に目的を絞った場合、上に挙げたような様々な接点に期待することは変わってくると思います。

例えば特定の新規事業計画を実現するために、その事業KSFを充足するためのベンチャーとの協業や買収は有効性が高いと思います。一方でCVCは、直接的な取り組み意義はあくまでフィナンシャルリターンではないかと思います。(勿論CVCの活動を継続することで様々な戦略的リターンは見込めます。)ベンチャーからしてもビジョンを実現するためにコーポレートの関与をなるべく避けたい心理があるので、企業が戦略的リターンを追い求めすぎると双方で目的にチグハグ感が出てしまいます。もちろん、日本でCVCから新規事業が生まれた事例もありますので一概には言えませんが、全体的にはCVCの戦略的リターンが見えず苦戦するケースが多いように感じます。

今後このブログでは、大企業が事業を創造する中でどのようにベンチャーと関わるべきなのかを、海外事例や当社の取り組み事例などを交えながら考察して行きたいと思います。


Originally published at medium.com on August 15, 2017.

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