映画「To the Bone」を観て

こんにちは。

今日は0–1とは関係ないですが、週末Netflixで観た映画を紹介します。

「To the Bone」

Official Trailerはこちら

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リリー・コリンズ演じる20歳のEllenは大学も中退し拒食症に苦しんでいる。継母が勧める様々な治療やプログラムも効果はない。

家庭環境は複雑で、共に生活しているのはほとんど自宅に戻らない父と継母、そして異母姉妹であるKelly、

そして本当の母親はLGBTでパートナーの女性と暮らしている。

そんな彼女がDr. Beckhamと出会い、彼の運営するグループホームで同様の悩みを抱える仲間たちと共同生活を始める。

ホームの仲間は症状の大きさや背景も違うが、Ellenは皆との共同生活を通じて自身の心と向き合いながら時に笑い傷つきながら、最後は自分を見つめなおし生きる意欲を取り戻していく。
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摂食障害は精神疾患のひとつで国内でも数万人の患者が向き合っていると言われています。また、欧米では思春期~青年期女性の4~5%と報告されておりたくさんの人が摂食障害で苦しんでいることがわかります。

また、摂食障害は治すことが非常に難しく、厚生労働省が調査研究推進する難治性疾患克服研究事業の対象130疾患の中に唯一の精神疾患として含まれています(他の129はすべてからだの病気)。

にも関わらず、あまりに語られることが少ない難病です。また症状について相談しにくく実際に医療機関で受診している割合も低いというデータも出ています。

周囲の目は、患者に対して「必要以上に見た目を気にしすぎ」「ダイエットし過ぎなだけ」「好き嫌いが多すぎ」など患者自身の性格や意思力を問題視する傾向が強い実態もあります。

この映画では摂食障害患者のリアルな行動習慣や発言が結構リアリティをもって描写されています。
疾患に苦しむ人たちが単に「わがまま」「甘さ」や「ファッション的感覚」で人並みの食事を摂ることを拒んでいるわけではないことがわかると思います。
食べることへの恐怖、食べたという行為による身体的な苦しみにもがく姿は希望もなくとても痛々しいです。

しかし主人公のEllenは、心に抱えた苦しみを徐々に吐き出しながら、そして同じ痛みを抱える仲間や愛情を持って向き合ってくれる家族に支えられながら最後は生きる意欲を取り戻します。

摂食障害のような精神疾患に限らず、現代社会にはこのような苦しみがたくさん潜んでいるように感じます。

日常の中で私たちは「当たり前のこと」や「決まった価値観」を押し付けることに慣れすぎていないでしょうか。

また何らかの理由で、それらを出来ない/受け入れられない、それらに押しつぶされるがために苦しむ人は多いのではないでしょうか。

EmpathyとCompassionに溢れた、お互いがありのままの自分を尊重し愛しあえる、そんな世の中を創ることができたら素敵だなと思っています。

では。

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