「人生は短い」というが、震災以降あらためて「生きる」ということの意味を考えることが多い。2012年3月には被災者のために会津鶴ヶ城で初めてのプロジェクションマッピングをやらせて頂き、2013年以降、アメリカのオーステインで開催される世界最大の音楽、映画、インタラクティブの祭典であるSXSWに毎年出展し、今年も福島県の支援を頂き信州大学と共同研究している「人工知能を使った唾液による癌の早期発見システム」で4年連続出展することになった。また1月2日の22時からNHK BS1スペシャルで放送される「シリコンバレー戦国時代」という番組で、今取り組んでいるFUKUSHIMA Wheelというスマートシティ向けのシェアサイクルを通した震災復興プロジェクトであり、福島からシリコンバレーそして世界に対する …


皆さんは「ユニコーン」を知っているだろうか?ユニコーンとは評価額が10億ドル以上の上場前の非公開企業でシリコンバレーには50近くあるとされている。UberやAirBnBはその代表でもあり、Uberは創業からたったの5年で評価額は約7.7超円だ。名前の由来は神話から来ており、ユニコーン企業は既存の業界やエスタブリシュメントとも激しくぶつかりながら、その圧倒的な破壊的イノベーションで他を圧倒して決して飼い慣らされない聖なる存在でもある。

最近、アメリカのインターネット企業の老舗であるYahoo!がインターネット部門を売却とするというニュースが目に入った。まだ1994年、創業者の2人ともまだ大学生でサーバもスタンフォード大学に設置されていた時からの利用者で、インターネットの創世記である1995年、同 …


1990年代当初のインターネットの創成期にたまたま会津大学の職員として働く中で、インターネットに出会いその無限の可能性を信じて26歳で起業してから20年。習うより慣れろで右も左もわからず、数多くの失敗を繰り返しただがむしゃらに仕事をしてきた。起業志向が強かった訳でもなく、大学にも行っていないのでMBA(経営修士)などの学位は持っておらず、もっぱら周りにはManagement of Business Walking Around(現場を歩き回る経営)なら持ってるけどと言っている。起業当時は、ほとんど給料も無く会社にずっと泊まり込んで1日20時間くらいしていた。もちろんとてもキツくて大変だったが、自分の本当に好きなことに全てを捧げていたので振り返ってみると人生で最もロマンティックだった瞬間でも …


私は福島で生まれ福島で育った。ただ、とても悲しいことに自分の愛する福島は東日本大震災によってバラバラに壊れたしまったように感じる。福島第一原発事故の廃炉作業だけではなく、本来、日本の20年30年先の未来の課題であった少子高齢化、様々な風評被害、過疎、限界集落から消滅集落へ、コミュニティの崩壊、政府への不信などが震災により時計の針が急速に進み、明日どうすればいい?といったような状態で日々噴出している状態だ。

皆さんは「金継ぎ」という言葉を知っているだろうか?金継ぎとは金繕いとも呼ばれ、割れたり、かけたり、ヒビの入ってしまった陶磁器を天然の接着剤である漆で接着し、接着部分を金で美しく装飾し仕上げる日本古来の修復技術であり、金粉を施すのには蒔絵と同じ技法が使われている。修復された器の継ぎ目は景色と呼 …


「アイデアと移動距離は比例する」とはフランスの哲学者のジャック・デリダの言葉である。自分はアントレプレーナー(起業家)である。起業家とは自分自身の努力で世界の全てを変えることができると信じている究極のわがままな人種だと思っている。ただ唯一自分の意思だけで自由に変えられないのは国家そのものではないだろうか?もちろん民主主義では選挙で国政は変えられるが、自分の一票だけでは変えられない。資産家が自分の金融資産を様々な形でリスクヘッジするのと同じように、どうして自分の国や住む場所をリスクヘッジしないのだろうかという考えもある(いわゆる永遠の旅行者という考え方)。

震災以降、積極的に世界各地を飛び回るようにしており、昨年からだけでも、アメリカ、フィンランド、ドイツ、バルト三国、台湾、シンガポール、韓国 …


2015年の9月1日で会津大学初めてのベンチャー企業である自分の会社Eyes, JAPANを始めて20年になった。会津大学初代学長の國井先生の「会津にシリコンバレーをつくる」といった理念のもとに、1995年に会津大学のとても優秀な学生たちと右も左もわからずに会社を設立した。

起業したての頃は一日20時間働いても半年で6万円しか手元に残らなかった。もちろんお金が無いので親の家に居候し父の事務所を勝手に間借りしていた。結局、まともに人並みの給料をもらうのに5年以上かかった。

ただ1990年代初期のインターネット創世記の時代に幸運にも立ち会えた人々は時代の寵児であったマークアンドリューセンだけではなく、自分の好きな誰もやっていないことをやれる喜びと自分たちこそが未来を創っているという使命感で突き動かされ …


【独り言】インターネット創世記の1995年に右も左も分からずにその当時の大学生2名とEyes, JAPAN(http://www.nowhere.co.jp/)という魔法と区別がつかない優れたテクノロジーを創造する会社を26歳で起業してから、あと16日、2016年9月1日に21年目を迎える。あまり昔話をするのは好きじゃないけど、ちょっと今日はセンチメンタルな気分なので書いてみる。

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1995年創業当時のセルフポートレイト

若い頃は田舎が嫌で会津を捨てて東京に逃げて行ったけど、1993年に自分の愛する故郷に戻って、たまたま県職員として潜り込めた会津大学でインターネットの無限の可能性にただただ魅了された。そこでは会津大学の初代学長國井先生の「アメリカでは優秀な学生はみんな大企業なんか行かないで自分でスタートアップをはじめる」という話に …


“I don't suffer from insanity, I enjoy every minute of it.”
-Edgar Allan Poe

今年の9月で自分の会社であるEyes, JAPANを始めて20年になる。そもそも2人の学生と一緒に1995年に起業した時の初代の社長(というか代表か)は自分ではなく、会津大学のとても優秀な第1期の学生で、自分はあくまでも優秀な彼らを助ける役だった(その後に映画”Social Network”ばりの愛憎劇があった結果、1997年に法人化した時に誰もやらないのでしょうがなく自分が社長になった)

起業したての頃は一日20時間働いても半年で6万円しか手元に残らなかった。もちろんお金が無いので親の家に居候し事務所も父の設計事務所を勝手に間借りしていた …


アイデアと移動距離は比例する

“アイデアと移動距離は比例する” は一世を風靡したフランスの哲学者のジャック・デリダの言葉であるが(よくある誤解でこれを高城剛が最初に言ったという説もあるが私個人はデリダが先だと思う)、まさにその通りと実感することが多い。個人的には2013年は、神戸や東京、石巻、大船渡など国内だけではなくアメリカ(サンフランシスコ、LA、ラスベガス、オースティン、バークレー、シリコンバレー)、フィンランド、ドイツ、エストニア、ラトビア、リトアニア、台湾など世界各国を飛び回った一年だった。もともとふだんは田舎に住んでいるため仕事の打ち合わせなども東京などに出掛けることは多いのだが、国内にいるときでも月平均で約1,000km以上は車で移動している。

海外は仕事だけではなく、気になっているテクノロジーのコンファレ …


地方で若いスタッフと仕事をするということ

地方で学生とか若いスタッフと会社をやっていると、「えーじゃあオタク値段も安いんでしょ?」と今でもたまに言われるんですが(もしくはそう思われている)、「地方で若いスタッフだから東京より安く仕事ができる」のではなく「地方で優秀な若いスタッフに東京並の給料を払えば、とても満足してものすごく頑張っていい仕事をしてくれる」というのが正解です。

About

Jun Yamadera

A Monk among the Priests: “I’m a real rebel with a cause”. Unicorn/Chief Chaos Officer, Eyes, JAPAN http://www.nowhere.co.jp/

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