【独り言】インターネット創世記の1995年に右も左も分からずにその当時の大学生2名とEyes, JAPAN(http://www.nowhere.co.jp/)という魔法と区別がつかない優れたテクノロジーを創造する会社を26歳で起業してから、あと16日、2016年9月1日に21年目を迎える。あまり昔話をするのは好きじゃないけど、ちょっと今日はセンチメンタルな気分なので書いてみる。 若い頃は田舎が嫌で会津を捨てて東京に逃げて行ったけど、1993年に自分の愛する故郷に戻って、たまたま県職員として潜り込めた会津大学でインターネットの無限の可能性にただただ魅了された。そこでは会津大学の初代学長國井先生の「アメリカでは優秀な学生はみんな大企業なんか行かないで自分でスタートアップをはじめる」という話にすっかりその気になり、GNUの聖人リチャード・ストールマンからフリーカルチャーのマントラを直接聞く機会に恵まれたり、誰よりも早くMosaicでホワイトハウスのホームページを見て当時の大統領だったビル・クリントンの飼い猫ソックスの鳴き声(ダウンロードに3分以上かかって「ミャオ」っていうだけだったけど)を最初に聴いた時のあの感動は未だに忘れない。産業革命に匹敵するような人類でも最大の時代の変わり目のまさに”Right Time, Right Place(適切な場所に適切なタイミングで)” に立ち会えたのは本当に幸運だった。