ERASE is CRAZE
2016年も間もなく1ヶ月が経とうとしていますが、みなさん元旦に掲げられたであろう「熱狂」への温度感は維持・実行できているでしょうか?
しかしニンゲンというのはどうしても熱しやすく冷めやすい生き物です。そこで今回は皆さんが冷めかけたときに、少しでも再燃のキッカケにしていただきたい、7つの「引き算」を共有したいと思います。
「熱狂」と聞くとどちらかというと、あれもこれもというような足し算とか掛け算をイメージすると思うのですが、ぼくが日々のデジタル広告の仕事やネーミング活動を通じて大切だと気づいてきたのはむしろ「減らすこと・なくすこと」です。
以下より僭越ながら、ぼくが行動の指針にしている7つの「引き算」リストをご紹介したいと思います。
#01:ERASE(自分の後ろに立っている人を消す)
役職なんて関係なく各プロジェクトの各フェーズにおいて自分が最後の砦(ラストマン)という意識で仕事をしているでしょうか?この意識をするだけで獲得経験値の取得ペースを確変させることができます。
成功体験も失敗体験も、せっかくなら超スピードで自分の糧に変える働き方をしようと意識するということです。
#02:ZERO(シンキングタイムをゼロにする)
素晴らしいアイデアや企画のためにはたくさんの時間が必要でしょうか?
いいえ、必ずしもそんなことはありません。人間の脳の瞬発力というのはじつは結構すごくて、一般的に最初の5分でMAXクオリティの80%くらいの発想を行えるという研究結果も聞いたことがあります。また、この1年半のタイムチケット活動を通じて、どんなアイデアも30分さえあればアウトプットし得ることに確証が持てました。
何よりも機会損失につながるのは一人で悩み続けることです。まずはノータイムでアイデアを出し続けることで先手先手に仕事を進めてみてはいかがでしょうか?
#03:INDEPENDENT(他者への期待をなくす)
「あの人ならうまくやってくれるだろう」「餅は餅屋だ」
信頼といえば聞こえはいいですが、こういったものの帰着は得てして「自分は十分に役割を果たしたのにどうしてちゃんとやってくれないんだ・・・」という他責の念へと変形することがお決まりのベタな展開ではないでしょうか。まずは他者(上司・部下)への必要以上な期待を排除した上で、目的達成のためにあなたが本当にやるべき行動を考えてみてはいかがでしょうか?
#04:CHANGE(作業を仕事と呼ぶことをやめる)
作業なんて大嫌い。自分は建設的な仕事しかしていない。という自覚の人が大半でしょう。
しかし、「作業」とは知らず知らずのうちにあなたを仕事した気にさせる麻薬のようなものです。
「今日ももう○時か、よく働いたなあー」みたいな状態が思い当たる人は
だまされたと思って、1日自分が「何」をしていたのかきちんと振り返ってみると、背筋が凍るかもしれません。
#05:BREAK(リスクをはかる天秤を壊す)
未知のことへのチャレンジは、怖いですよね。不安ですよね。
ぼくもいまだに始めてのチャレンジは毎回とてもとても怖いですが、その「リスクをはかる天秤」を壊してから(故障してから?)は、比較的たくさんのことにチャレンジし、たくさんの成長機会に出会えました。(もちろん失敗もかなりたくさんありますが・・・)
現状にマンネリや停滞感を感じている人は、環境を疑う前にまずは天秤を壊してみることから始めてみてもいいかもしれません。
#06:FORGET(身の程のわきまえ方を忘れる)
身の程をわきまえているだけでは、いつまで経っても身の丈を伸ばすことはできません。自分の役職や立場のことはいったん忘れて、やるべきこと・できること・やりたいことに全力を注ぎましょう。そうすれば気づいた時には必ず身の丈も身の程も大きくなっているはずです。(でもまたすぐに忘れましょうね。)
#07:CLEAR(肩書きも役職も空白にする)
なにも名刺を塗りつぶせと言いたいわけではありませんが、会社から与えられる肩書きや役職を「空白」にすることではじめて、あなたという唯一無二の記号が持つ意味/提供できる価値を考え抜き実行することにつながります。
そして、本当の「熱狂」の熱源というものはその先にしかありません。
果たしてあなたは「誰」なのでしょうか?「空白」の状態で自問し続けてみましょう。
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以上、非常に抽象的かつ主観的な内容になってしまいましたが、「引き算」はマイナス・ネガティブなものではなく、「熱狂」へと「引っ張ってくれるもの」ということですね。
もしも、1つでも2つでも共感してくださる方がいたら、来月からとは言わず、ぜひ今この瞬間から実行に移してみていただけると、とても嬉しい限りです。
Koki Kaku / カクコウキ