豆乳スープと焼きおにぎりの日

豆乳スープが食べたくなった。クリーム系のスープを好かぬわたしが唯一好むのが豆乳スープだ。牛乳よりもさっぱりしている。

一時期ハマって隙あらば作っていたが、最近は存在すら忘れていた。その頃作っていた味はどんなものであったかすら覚えておらず玉ねぎとコンソメを入れた記憶がある程度。

その記憶だけを頼りにして「食べたいなあ」とふと思うのだから、なんだか不思議だ。おいしかったという記憶だけは確固たるものなのだろう。

しかし、クリーム系のスープでは白米が食べられないタチであるから主食をどうしようかと迷った。炊飯していなければのらりくらりとごまかしてナシにしてもよかったが、二合ほど鍋に入っている。

しばし考えた結果、独立して食べられれば問題ないので多少腰は重いが焼きおにぎりを作ることにした。

軽くバターで炒めた野菜たっぷりと豚肉(この前作ったパンチェッタの切れ端)の入った鍋に水をそそぎ、中火で沸騰させたらあくをとってコンソメを一個投入し、あとは弱火にかけておく。

その間に冷やご飯にめんつゆで味をつけ、わしづかみに入れたおかかを混ぜ、おにぎりをむすび、アルミホイルにごま油を塗って魚焼きグリルに入れる。

それだけだ。汁物がメインだと楽である。

スープで野菜が食べられるからこれだけでよいとはならない。「えーおかずがたりない」と文句を垂れる子どもの声が想像に容易い。

スープも焼きおにぎりも火にかけてしまえば、あとは注意するだけだから仕上がる前にキャベツとツナで副菜を一品こしらえる。電子レンジでキャベツに軽く火を通し、ツナを混ぜて塩とごま油で和えた。

スープの野菜に火が通ったら、どぼどぼと豆乳をそそぎ沸騰させないようにしばしながめて温める。

以上、ある日の夕飯。

子どもの感想。「きょうは、100ばいおいしい。まいにちこれでいい。ごちそうさまでした」

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