デザインは言語の壁を超えてこそ
Beyond the border line
5月27日から週末は台湾にいました。
僕は週末に台湾に行く事が多いので、台湾のイメージはのんびりした休日のイメージです。台湾は僕の大ボスであった邱永漢先生のグループ企業が多く、台湾にいるときはほとんどこの人たちと時間を過ごします。
台湾で僕の居場所はないので、一人でいるときはもっぱらカフェを探し歩くことになりますがローカル系のいいカフェが多いのは台湾の特徴です。
僕は台湾にいるとき、東京や上海と香港での仕事のことを考えています。台湾は僕にとって仕事場所ではないので、ニュートラルになりやすいのです。
東京にいると東京から
上海にいると上海から
香港にいると香港から
世の中を見渡します。
多分この極東アジアの3拠点をぐるぐる回っているデザイナーってどのくらいいるんでしょう?でも所謂ビジネスマンなら相当いるでしょう?
だって大手企業なら、中国や香港に支社があるのは当たり前になっています。もちろん僕らは大手ではないのですが、日本企業の海外支援ができればと、一緒になって移動しています。
今や日本国内で一番でも、アジアで1番でない限りいつかアジアの1番に怯えることになります。
僕は世界とまでは言わなくても「アジアで一番」になる程度の志を持つ人たちと仕事がしたい。なれるかどうかなんて分らないけど、その方が面白そうだから。デザインは言語の壁を超えて伝えることが持って生まれたアイデンティティだから。