自動化は、未来のために頭を使う

よく、水平飛行の時は何をしてるの?と聞かれる。

今は、オートパイロットで飛んでいるんでしょ、何もやることがないのでは?

そういう時は、そうなんですよ。ほとんどぼーっとしてますね。

と答えるようにしていたが、やめたほうがいいなと思っている。

自動化でドンドン、操縦のワークロードは減ってきて、ある一面では、楽になってきている。

地上が雨でも、雲の上を抜けると、一面の青空である。

気流が安定している高高度を飛んでいると、ほとんど揺れもない。

何も考えないで済む。

本当にぼーっとしようとすると、本当に何も考えなくなってしまう。

まず、義務として見張り業務がある。

時速、1000kmでお互いに近づいている機体は、衝突コースであれば点のような大きさから、一気に近ずいてくる。

それを見つけるのは、至難の技。

まず、管制のやりとりに意識を向けて、自分の近くの航空機の位置、高度を確認し、そこに目を向ける。

空中で対象物がない時に、そのあたりに、焦点を定めるのは非常に難しい。

その方向に目を向けても、焦点があっいなければ、物体は見えない。

その時に、雲の変化は気流の変化につながるから、遠くの雲の変化を見ている。

そして、一番重要なのは、着陸するための進入から着陸にかけてのイメージフライト。

気象状況、雲や風の状況の変化に対応するように、いろいろな方式を頭の中で試す。

その時に最適な進入方式を何度か、頭の中で繰り返す。

そして、着陸のイメージを作り上げていく。

前方の空中にあたかも滑走路があるように、イメージををして、着陸を繰り返す。

それができると、今度は着陸のやり直しのイメージフライトを頭の中に叩き込む。

それをやっているからこそ、現段階でインプットされたデータとの違いを検知でき、気象の変化に素早く対応できる。

暇な時にこそ、そのミッションの未来に向けての、イメージを作っておくと、変化を感じ、対応する能力が上がってくる。

暇なんてない?本当に?

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