目の前の事に集中することはなぜ重要か

●去年、あすか会議というグロービス主催のカンファレンスにちょっと呼ばれまして、アントレプレナーシップについて話してきました。

簡単に言うとアントレプレナーシップを発揮しているというのは、何かしら行動しているということなわけですが、その行動の源泉というか思考パターンについて僕なりに考えていることがありまして。

で、どういう話をしたのかというと、まずはですね、僕の周りにいるアントレプレナーシップを発揮していると思われている人は実は二つのタイプがある、という話です。

一つのタイプは所謂「見えちゃった人」と僕は言っています。グロービスの堀さんとか、僕の周りではGRAの岩佐さんとかですね。僕がいま所属しているサティス製薬の山崎さんもこの手のタイプです。

で、もう一つのタイプは「先々のことは何となくしかわからんが、直近のことはわかっている人」です。具体的には、ほぼ日の篠田CFOとか先日プラスからYahoo!に移籍した伊藤さんとかですね。ちなみに、僕もここに属します(分類分けは僕の主観なので、違っていたらごめんなさい。でも、一応、この手のテーマでお話したことある人達なので、ずれてはないはず)。

それでですね、この二つのタイプは共通点があるわけです。故に、同じタイプだと思われる事があります。それは、「目の前のことを思いっきりやっている」ということです。

●「見えちゃった人」というのは当然そこに向かって最短距離で進みたいので、ひたすら目の前の事に全力です。ここはわかりやすいと思います。

一方で、「先々のことは何となくしかわからん」というタイプも、現在選択したものをクリアしないとその先が見えないので、思いっきりやらざるを得ないわけです。

この過程で「見えちゃった人」になる人もいるし、このプロセス自体が楽しいという人もいるかもしれない。いずれにしても、点が線になっていくのは間違い無いわけで、この辺りは、スティーブ・ジョブスの卒業スピーチに同じようなメッセージがあります。

結局、見えている行動(目の前のことを思いっきりやっている)は一緒なので、同じタイプに見えるのですが、実質はけっこう違うのですよね。

●一番気をつけないといけないのはですね、志が醸成されていない、やりたい事が見つかっていない、といったことを言い訳に、思いっきりやることから逃げる、っていうことだと思うわけです。

実は、思いっきりやっている人の中には、見えちゃっていない人もいるんですよね。

いずれにしても、「目の前のことに集中する」というのは非常に重要でして、ちょっと前に話題になった堀江さんの卒業式のスピーチも同様のメッセージを言っていますね。

卒業式スピーチが重なってしまった。まぁ、過ぎたことにクヨクヨしても仕方がないし、不確実な事にいくら想いを馳せても仕方ないです。

いろいろと自分の頭で考えるのは超大事ですが、目の前の事を思いっきりやらなければ、道は拓けていかないのですよね。この辺りの腹落ち感が無い場合は、深く考えずにまずは行動してみてはどうですかね。そのうち、腹落ちしてくると思います。

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