「ただしい」を超えた「ただしい文章」

最近、スペイン語でのアカデミック・ライティングに取り組んでいる。(自分も書きながら、ネイティブの専門教員に指導を受け、かつ、簡単な導入の指導も行っている)

その中で感じるのは、「ただしさ」には2ステップあるといこと。
無論、どんな言語でも「読み手に心地よく理解してもらう」文章を書くためには2つのステップが必要だ。

ステップ1は「文法やスペル・表記を正しく書く」こと
ステップ2は「スタイル・文体をただしく書く」ということ

スペイン語を母語でないわたしは、ステップ1に関しては、ともかく、ステップ2は、母国語のセンスやいままでどれだけたくさんの量のアカデミック・ライティングをインプットしたか。論文や記事をどれだけ読んだかによって、このステップを踏み越えることができるどうかが決まってくる。

この記事によると、スペイン人でもよくありがちな文体の間違いがあるということで、よくまとまっているので保存しておきたい。

http://www.yorokobu.es/textos-mas-bellos/

  1. Gerundio を後につける。
  2. menteをつけた副詞を多用する。
    ガルシア・マルケス曰く「安易な解決法である」
  3. Suseciones de verbos infinitivos 動詞の不定形を連続させて使う
    “intentar hacer cobrar mas” など
  4. Frases largas とにかく1文が長いこと
  5. Palabras comodín とponer
    “cosa”(そのこと) などのあいまいなで安易な指示語の多用「その」「あの」や、「それらのことをふまえて」など。
    動詞”poner”もあまりに便利に使われすぎていてたとえば
    “poner atención”は、”prestar atención” と”prestar”を使うべきである。
  6. Muletillas
    例えば、”o sea” など、それ自体ではほぼ意味がないような
    口語表現で多用される表現をそのまま文章に書いてしまうこと。
  7. Tópicos
    センルバンテス発行資料の定義によるとVulgar(野卑)な表現であるとされている以下のような決まり文句。頻繁に耳にし目にするのでこのような表現を学術的な文章には書かないことを留意したい。
    todas las opiniones son respetables», «rectificar es de sabios», «la vida hay que disfrutarla», «un marco incomparable», «las últimas tecnologías», «una forma diferente de hacer las cosas», «fiel reflejo», «espectáculo dantesco», «cese fulminante», «estrecha colaboración», «merecidas vacaciones»…
  8. Redundancias
    これは日本語でもよくある「歯痛が痛い」
    “subir arriba”, “bajar abajo” !これもよく耳にし自分でも発話してしまうので、書くときには留意せねば。
  9. Repeticiones
    これはよく言われるルールですね。なるべく同じ単語を繰り返さずに同義語を使って表現を豊かにしていくこと。
  10. Eufemismo
    なるほど。表現されるものと言い換えられたことばが同義の場合は、使用されてよい。例えば、Por ejemplo, decir «empleada del hogar» o decir «criada» es lo mismo. 「お手伝い」を「家事担当の被雇用者」など。しかし、意味が変わってしまう場合は使用を避けた方がいいということ。例えば、「雇用調整」というのは、雇用をカットするさいにだけ使われて、雇用を増やす際には使われないので純粋な言い換えにはなっておらず使う際には注意が必要である。 Pero son censurables cuando lo que hacen es disimular, ocultar o escamotear la realidad. Es el caso de eufemismos como «reajuste de plantillas», que siempre se refiere a la eliminación de puestos de trabajo y nunca su ampliación.

20150630

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