世界中の“体験”をつなぎ、新たな“体験”を生み出す。

みなさんこんにちは、川上です。ライスカレー製作所、やってます。

先日、ライスカレー製作所は創業して丸1年がたちました。一部の人は、森岡のポストでご覧になられたかもしれませんね。

(左奥:森岡、右奥:所谷、左手前:大久保、右手前:川上)

個人的な感覚としては、

「もう1年たったのか…」

「まだ1年しかたってないの!?」

という二律背反な感じです。てゆうか2,3年は働いた感じしない…?正直働いてたとかない…?ない…?そっか〜ないかぁ…

まぁそれくらい起業した1年目は濃密かつ怒涛の1年間でした(雑)

今回は、そんな1年間で感じたことを少し綴ってみました。


1, そもそもライスカレー製作所とは…?

2, 起業1年目で感じたとても大事な3つのこと

3, 今年ライスカレー製作所が注力する3つのこと

4, 世界中の“体験”をつなぎ、新たな“体験”を生み出す。


そもそもライスカレー製作所とは…?

ご存知ない方のために弊社が行っていることを簡単に説明すると、弊社はInstagramを活用したい企業のマーケティング支援をしています。

Instagram関連事業としては、企業のInstagramアカウント運用/Instagramアカウント運用におけるコンサルティング/写真投稿キャンペーンの企画立案/インフルエンサーを活用したプロモーションから商品開発など、多岐にわたり複数の企業様とお取り引きさせていただいております。

これらの既存事業は弊社設立当初から順調に伸長し、2017年2月度から単月の収益を黒字にすることもできました。

世間一般的に、起業から1年以内におよそ50~60%もの会社がその幕を閉じてしまうことを考えると、まずはファーストステージをクリアできたのではないかと。

また、出資を受けている関係にはなりますが、いま弊社の企業価値は数億円ほどとなっています。1年前は当然ながら0円の価値だった会社が、この1年で数億円と評価されるように育ったことに関しては、ひとまず僕らの立てた仮説が正しく、かつ、社会的にも価値を生み出せているのかなと思います。

ですが、Instagramを活用したビジュアルコミュニケーション領域は伸びしろしかないため(toCでようやく流行りはじめ、toBではまだまだ未開拓な状態)、市場規模の拡大とともに会社として今年はより成長させていければと思っています。


起業1年目で感じたとても大事な3つのこと

さて、たった1年ではありますが、実際に会社をやってきてわかってきたことや感じたことがいくつかあります。今回は、その中でも特に重要だったなと思える3つのことについて書いてみたいと思います。

起業1年目からシングルプロダクトに全張りするな

これは巷のベンチャー界隈で言われている真逆のことかもしれません。ただ、まがりなりにも1年会社をやってきて、ひしひしと感じたことでもあります。

そもそも論にはなりますが、そんな1つのサービスがいきなりカキーンとホームランレベルに当たること、まずないですから。

そして資金調達に関しても、単なるアイデアに数千万円ないし数億円ぽんっと投資あるいは融資してくれるところはなかなかないのが現実です。

そんな中、きちんと会社としての売上もままならない状態で、

「このアイデアは世界を変える!」

「こんなアイデア誰も思いついてないよ!」

と、スーパーポジティブな状態で突っ走るのは非常に危険です。

あなたがマーク・ザッカーバーグやエヴァン・シュピーゲル、イーロン・マスクのように類まれな才能と運と実行力を兼ね備えているというのであれば問題ないのですが、そうでない場合、まずは自社をきちんと地に足つけ、社員が食えるようになるのが大事なんじゃなかろうかと思う次第です。

あと、これは余談にはなりますが、どちらかというとベンチャー界隈の人や投資家の方々は、シングルプロダクトに全張りしてもらって高速PDCAを回してほしいという考えがあると思ってます。

それはつまるところ、多くのサービスは彼らのポートフォリオの1つでしかなく、何十個と投資しているうちのどれかがスマッシュヒットしてくれればいいわけで、どれが当たろうがどれが死のうが関係ないわけです。

投資家目線でいえば、やはり1つのサービスに注力してもらって、そこから得たフィードバックを自身の糧や他サービスへの養分にすることが正しいわけでもあるので、将来の起業家の方々には、まずはなにがなんでも生き残ってほしいと思うわけです。


違和感を信じろ、対角線に耳を傾けろ

ライスカレー製作所は僕を含め複数名で起業しました。それぞれのバックグラウンドで言えば、雑誌編集者やPRパーソン、外資金融出身者など、バリエーションに飛んだチームで成り立っています。

それぞれ違った道を歩んできたからこそ、物事の捉え方やコミュニケーションの仕方など、小さなことから大きなことまで、色んな場面で様々な食い違いや齟齬が発生します。

まぁそれ自体はいたって当然かつ健全なのですが、迎合しすぎてもいけないし、かといって議論のしすぎで加熱しすぎてもいけない。己の感性を信じることはもちろん重要なのですが、ふと立ち止まって考えてみると相手の言うことのほうが正しい場面も往々にして存在します。

他の企業と比較した際、起業したてのチームにより求められるのは「最良の手段を用い、最短で、難解な課題を解決する」ことであり、「自身が正しいと思う意見を周りに納得させる」ことではありません。

我を通すために声を強めることは非常に簡単なのですが、えてしてそれがチームとして正解なのかと問われればどうなのかなと。

ただ、それは相手の言い分をただ受け入れろという意味ではなく、自身の論理性と感性を信じつつ、よりよい解が存在した場合は、2秒後にはもうそちらを向いて走れるような柔軟性をもったほうがよいということです。


しっかり食べて、しっかり寝る、まずはそれから

起業して半年がたった秋頃に気付いたことがありました。それは、

「起業は短距離走ではなく、マラソンである。」

ということです。意識高い系の血気盛んな若者が起業するとどうなると思いますか。答えは簡単で、ついついがんばりすぎちゃうんですよね。

つい、自分でやっちゃう。つい、すぐやろうとしちゃう。つい、なんでもしようとしちゃう。

その結果、本当に全力でがんばらなきゃいけないときにガス欠状態になってしまっているということが起こりうるんですよね。

ここぞというときに馬力が出せなかったり、ビジネスにおける嗅覚が鈍ってしまったり、いきすぎた疲労は確実にパフォーマンスを低下させます。

なので、まずはしっかり栄養のあるご飯を食べ、きちんと1日6,7時間くらいは寝て、脳と身体を健康に保つことこそが重要だと感じました。

弊社はだいじょうぶです、みんなビビるくらい寝てますので!!!←


今年、ライスカレー製作所が注力する3つのこと

すでに走らせてもいるのですが、今年は3つのことに注力していきたいと思っています。

1つ目は既存事業である「Instagram関連事業」、2つ目は住まい・暮らし領域に特化した「メディア事業」、3つ目はみんなのお買い物体験が集まる「SNS事業」、これら3つです。

1つ目はさっき書いたのでちょっと省略。

2つ目は、いま分散型メディアの1つとして、Instagram上に「シンプルホーム」というアカウントを運営しています。

ここ半年ほど運営してようやくフォロワーが1万人ほどになりました。

ここ1,2ヶ月で急激に伸び始めているので、これを入り口にweb・紙を問わずメディア化を進めていこうと思っています。早ければ今年中にムック本なども出していきたいなぁなんて。

3つ目は、現在まだベータ版ではありますが、みんなのお買い物体験が集まるSNS「magpiii」(マグピーと読みます)です。

magpiiiのLP

このアプリの特徴を簡単に説明すると、

「みんなの買ったモノがわかる」「買ったモノをベースに人とつながる」「みんなの買ったモノから気に入ったモノを買える」

といったところがあげられます。

「みんなのお買い物体験が集まるSNS」と僕たちは表現していますが、違う言い方をすれば、「買ったモノでつながるSNS」や「ビジュアルベースの口コミサイト」、あとは「CGM型EC」といった言い方もできるかと。

FacebookやTwitter、Instagramといったサービスがあるなか、「この期に及んでSNSにチャレンジするなんて狂気の沙汰かよw」と思われるかもしれませんが、様々な領域のInstagramのアカウント運用をしてきたからこそ見えてきたものがあり、その仮説を実証せんがために作られたのがこのmagpiiiです。

magpiiiについてはまた後日ご紹介できればと思っているので、とりあえず今年は上記の3つに注力していければとな思ってます。


世界中の“体験”をつなぎ、新たな“体験”を生み出す。

上の表題は、実は弊社の理念でもあります。

20世紀のモノを消費する時代から、21世紀はコトを体験する時代へと舵を切りつつあるのかなと思っています。

言い換えれば、現代における価値観の一部が物質的なものから実質的なものへと変質してきているともとれるのかなと。

もちろん、家や車を保有する、ブランド品を所持するなど、一般的な価値観を否定する気はまったくありません。僕自身も好きなブランドとかありますしね。VANSとか、J.Crewとか、ASUSとか。

ただ、いままで特定の領域において、モノという物質に変換することで価値があると認識されていたものが、時代の変遷やテクノロジーとアイデアの融和により、実質的なままでありながらも価値と認識されるようになってきたのではないかと思っています。解体と再結合を繰り返すことで、少しずつ元の形に戻ってきているのかなと。

そんな変化の激しい時代において、人がより強い価値を感じ、心揺さぶられる“体験”そのものに焦点を当て、ステークホルダーや社会に対してより大きな価値還元を行っていきたいと思います。

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