最近話題のバイオ関連銘柄のパイプラインについて書いてみた②

最近ポケモンGoの人気によって、バイオ関連やマザーズよりも任天堂関連の銘柄に注目が集まってましたね。サノヤスの逆日歩はすごかった。あんなに高いの初めてみた・・・

ポケモンGoのブームの一段落した感があるので、またバイオ関連について書きます。今回はSimBio(シンバイオ)[4582]のパイプラインについて。

ちなみに、、、

パイプラインとは、製薬業界における医療用医薬品候補化合物(新薬候補)のことです。新薬候補には、基礎研究・非臨床試験・臨床試験・申請・承認のいずれかのフェーズにある化合物が該当します。バイオ関連では「どのようなパイプラインがあるか」が、投資家にとっては気になるとこだと思います。なので薬学生から見た、医薬品のメカニズムや承認審査について知識のあるところを書きたいと思います。

今回のテーマ;

・シンバイオとそのパイプライン

・パイプラインの一つであるSyB P-1501について(←こっち頑張った。)

シンバイオとそのパイプラインについて

↓ パイプライン

トレアキシン :承認済み。低悪性度非ホジキンリンパ腫及びマントル細胞リンパ腫に適応を持つ(医薬品添付文書)。Astellas Pharma in Deutschlandから開発、販売権利を獲得した後、エーザイとともに開発し承認。
リゴサチブ:第三相試験中。骨髄異形成症候群(MDS)及び固形がんを適応症として開発中の Onconova と、独占的開発権及び販売権を取得するライセンス契約を結んでいる。
SyB P-1501:第三相試験中。短期術後急性疼痛管理用の自己調節鎮痛(Patient Controlled Analgesia, “PCA”)法。The Medicines Company から独占的開発権・販売権を取得した

シンバイオは、海外で開発中もしくは承認されている医薬品の日本や他のアジア圏での開発、販売権を取得し、パイプラインとしている。自社で一から開発するのではなく、ライセンスを獲得し開発していく。これはシンバイオの特徴であると思う。

その背景としては、海外の方が圧倒的にバイオベンチャーへの出資が多く、開発が盛んであるためである。

↓ 時価総額比較

日本で2 0 0 4年7月末までに上場を果たした バイオベンチャー企業1 0社を挙げている。その時価総 額合計も4 , 0 0 0億円弱(2 0 0 4年8月6日現在)となり、 2 0 0 4年3月時点のアメリカの時価総額3 , 1 1 0億ドル(約 3 4兆円)の約1%にとどまる。 (http://www.tokugikon.jp/gikonshi/234tokusyu07.pdfより)

少し古い、論文ですが。。。

海外ではバイ=ドール法というのがある。バイ =ドール法により研究者や大学がその成果の特許を獲得できる→その特許を企業に移転→その対価としてロイヤリティを稼ぐ→研究者や大学に資金が入りより研究が進む。この循環により研究開発が盛んになっていく。(日本でも1999年から法が認められた。)

少し話はずれましたが、、、

シンバイオは2016年4月にウィズ・パートナーズから、第三者割当で30億くらいの資金調達をしているので、今後もライセンス取得していくのかなーと思ってます。

パイプラインの一つであるSyB P-1501について

SyB P-1501とは:

腕や胸部に貼付されたカード大の製品上にあるボタンを押すことにより、イオン化された一定量の鎮痛薬が経皮的に移行し鎮痛効果が得られる、針を使用しない非侵襲性の自己調節鎮痛(Patient Controlled Analgesia, “PCA”)法です。
(SymBioより)

経皮的に医薬品が導入される原理;イオントフォレシスの原理

(イオン導入法より)

例えば陰イオン型の医薬品であれば、陰極の電極により反発し経皮内移行が促進される。

がんの疼痛緩和に用いられている基本原則;

疼痛緩和には3段階ラダーというものがあり、患者の疼痛の強さによって段階を上げて行き、疼痛緩和を行って行きます。(疼痛緩和ガイドラインより)

疼痛緩和の基本原則は、「鎮痛薬の安定した持続的な血中濃度」です。あボタンを押すだけで経皮移行するのであれば服用の管理もしやすく、また副作用の嘔吐や嚥下困難などで、経口製剤が使用できない場合や、安定した血中濃度を保つためには、SyB P-1501はとてもニーズがあるのではと思いました。

うまくまとめられなかったですが、、、

言いたかったのは、シンバイオという会社のことと、SyB P-1501すっご!ということでした。。。

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