Bitcoin のユースケース

最近、しばしば聞かれることにBitcoinにユースケースはあるの?ということがあります。聞いてこられる方は、こんなにボラティリティの高いものは支払いには使えないという前提があるようです。基礎技術ではなくてアプリケーションに関することは、”正しい”ことがあるわけではないのであまりオフィシャルには発信しないようにしているのですが、今回は少しだけ自分が思っていることを書いてみようと思います(ここに書いていることが当たるかどうかは誰にも分かりません。詳細な調査に基づいている訳ではありませんのでなんとなく普段思っていることを書いていると思っていただければ)。 Store of Value 資産 Bitcoinには既にプロダクトマーケットフィット(PMF)している部分があると自分は思っています。ロシア・ウクライナ戦争でBitcoinをハードウェアウォレットに入れて国外脱出した人がいたように非常時に持ち運ぶことができる資産としてある程度の信用を得ていると思います。こちらはロシアから資産を逃がすことにも使われたようなので止めるべきだという主張の方もいますが、そのリスクは否定しませんが現時点では使われていると言って良いと個人的に思っています。

Bitcoin のユースケース
Bitcoin のユースケース

Bitcoin Conference 2022

Miamiで行われたBitcoin Conference 2022に参加してきました。イベント自体の発表は少ししか聞いていないのですが、人と会って話をしたり、イベントの質の変化を感じたり、自分にとっては、Bitcoinを取り巻く環境が大きく変化しているということを感じる出来事でした。 空港からUberに乗りました。道からして、勝手に想像していたマイアミ!って感じです。 会場は有名なMiami Beachの国際会議場です。会議場近くのホテルは皆すごく高価で、自分はダウンタウンの方に宿泊場所を取りました。ダウンタウンの中ではちょっと高級な場所であるBrickellというところに宿をとりました。実際に宿に行ってみると、ホテルというよりリゾートマンションという感じです。おそらく部屋を購入している人と宿泊者が混在しているのではないかと思います。 頑張って探して、2万円台後半でBrickellにキッチン付きLiving & 1BRの綺麗な宿に泊まったのですが、今にして思うとかなり破格のお得な宿だったのではないかと思います。それぐらいMiamiはお金持ちが集まる場所で物価が高い街になっています。ちなみに今、Austinからワーケーションをしているのですが、Austinのstarbucksの店員さんと少しお喋りして、Austinに来る前Miamiに寄ったんだよって話をすると、「Miamiどうだった?Crazyな街だったでしょ」と言われるぐらいちょっとU.S.の中でも特殊な場所になっているのではないかと思います。

Bitcoin Conference 2022
Bitcoin Conference 2022

AMLと金融包摂とレストラン

Cryptoが外為法に追加される方針だそうです。 (短信)暗号資産に資本取引規制 財務省、外為法見直し 財務省は16日、関税・外国為替等審議会の分科会を開き、暗号資産(仮想通貨)について、外為法の資本取引規制の対象に加える方針を示した。マネーロンwww.nikkei.com 詳細がどうなるかは自分には分からないけども、どうしても書いておきたいことがあったので久しぶりに書くことにしました。論理的な話ではないので、今回はほんの少しだけエッセイ風です。 強い中間者無しに送受金できることが最大の特徴の一つである暗号通貨は存在感が大きくなるにつれAMLに関する話題が大きくなっていきました。自分もAMLについて色々調べましたが、やはり実態がまるで分からない、コストとメリットがどうなっているのかまるで分からないという状況です。 自分たちはコミュニティの一員としてビットコインの2nd LayerであるLightning Networkプロトコルそのものの開発に強く関わり、ビジネスとしてそのアプリケーションの開発を行っています。両方ができなければ実際のサービスインできないという考えで取り組んできました(Bitcoin以外のこともかなりやってきてます)。最近のAMLの考え方はプロトコル開発の部分とビジネスの部分への対応をしっかり分けましょううというポリシーが強くなっています。 なので2つのポジションを持つ自分達は何が良いことなのか明確に述べることすら難しいというのが実際のところです(逆に考えると、ビジネスできない部分はオープンソースにしてフリーにするということもできるのですが)。ただ、どうしても書いておきたいことがあるのです。