こんにちは。Nayuta代表の栗元です。

現在のNayutaの紹介と、メンバー募集のお知らせです。

まず最初に、Nayutaはビットコインから始まった特定のリーダーを持たない分権技術が社会を大きく変えるということに確信を持ち、その大きな変革を事業を作ることによって推進していくことを目指した集団です。

現在Nayutaには正社員と契約ベースのメンバー合わせて十数名が業務を行っています。行っている事業は二種類あります。基本的に2チーム制ですが、両方に関わっている人もいます。

一つはLightning Networkに関する事業。以下のLightning Networkエコシステムの記事にあるようにグローバルでもNayutaの名前は知られており、現在はNayuta Coreというプロジェクトをメインに取り組んでいます(その他のこともやっています)。

その他、エンタープライズ系の事業も行っています。主に大手プロジェクトにおいて、ブロックチェーン選定やコンセンサスアルゴリズムの調査、プロトコルレイヤーの新規開発、SmartContract開発、アプリケーション開発等も行っています。Lightning Networkのプロトコル開発を行ったメンバーも参加しますので、非常に技術レベルの高い業務を行っていると自負しています。

2つの業務はいまのところダイレクトにリンクはしていないのですが、Public chainの代表格であるBitcoinと、会社の実ニーズに近い業務の両方を行っていることによって、全体像を見ることができます。また将来は形を変えながら、これらが交わっていくと考えています。

このような会社ですが、今回若干名メンバーの募集を行います。Nayutaは一緒に事業を作っていってくれる方を必要としています。ご連絡お待ちしています。

(1) ビジネスデベロップメント
上記のビジネスの事業開発を引っ張っていける方を募集しています。2C,2Bが混在している状況ですがどちらか片方、もしくは両方でもリードできる方を募集します。
・ユーザを理解し効果的なビジネスモデルを提案
・ユーザ候補とのヒアリングやブラッシュアップ
・契約の内容を固めて締結
・ユーザニーズに沿ったものをアウトプットできるように技術陣と会話
をイメージしています。
・英語コミュニケーション力もある方が望ましいです。

また、若い方で一部経験が足りてないかなという方でも、話をしてから応募するかどうか決めるという方でも、目指すところが同じところであればお話したいと思っていますので、ご連絡いただければ嬉しいです。

(2) Lightning Network関連開発
こちらはBitcoin関連の開発が好きなことが必須になりますが、Bitcoin開発経験よりも、他のPjでも良いので実装をしっかり行ってきているエンジニアを求めています(Bitcoin関連はNayutaで業務を行えば、興味が強いひとは自然と詳しくなります)。

Nayutaでは実装力を重視していますので、githubのアカウントを連絡していただいています。企業でのクローズドな開発が主で実装力は高いがgithub上には公開していない方はmeetingにて技術経験等のお話をしています。
開発リーダーになれる方から、プログラムの自信はあるがBitcoin関連の経験は薄い若手まで募集しています。英語力が高いと非常に嬉しいです。

(3) エンタープライズ系開発
こちらは今の所、内容詳細は公開していませんが、EVM系のブロックチェーン関連開発が主になっています。
こちらもgithubアカウントを連絡していただいています。
Lightning開発と同様に、開発リーダーになれる方から、プログラムの自信はあるがblockchain関連の経験は薄い若手まで募集しています。

この文章を読んで、「これは自分のことだ!」と思われた方は是非下記のフォームからご連絡ください。「興味はあるんだけど自分と合うかどうか話してみないと分からないな」という方もその旨書いて下記からご連絡いただけると嬉しいです。


Blockchainや仮想通貨の技術開発に関して、私達が考える捉え方というものがあり、私達はそれが当たり前の捉え方だと思っていたのだけど、世の中そうでもなさそうなので書いておくことにした。

SoC(SystemOnChip)の開発、医療機器の組み込みソフトの開発、DRMプロトコル・スタックの開発、こんな種類の開発の開発リーダー経験者がNayutaには集まっている(Webサービスやモバイルアプリの開発リーダーもいます)。それぞれ厳しい品質管理が求められる分野で、オープンソースではないので未完成で公開することもないような分野で長いキャリアを積んできた人間が多い。

Blockchainや仮想通貨はまだ始まったばかりの技術で、物事の捉え方は人それぞれ違って当たり前だと思っている。あくまでも私達がどのよう …


7月2日、3日と台北で行われたAsia Blockchain Summitに参加してきました。

世界中からBlockchain関係者が多数集まるイベントです。BinanceのCZや、LitecoinのCharlie Leeなど、世界的な有名人が多数登壇しました。特に今回は、Mr.Doomこと、Nouriel Roubini(仮想通貨とブロックチェーンを強烈に批判する人として有名です)と、BitmexのArthur Hayesの討論が注目されたと思います。

自分は2日目の Panel Discussion: Scalibility Challenge: What Solutions Are Available?に登壇しました。

Scalabilityテクノロジーとして、何がターゲットなのか?単純なビッグブロックソリューションではだめなのか?等を議論しました。

基本的に自分は以下のようなことを話ました。

コンピュータ・サイエンス的な視点では、Decentralized TechnologyをO(n)でスケールさせるアルゴリズムは存在しないと思うので、現実の問題に対してどのように対応するかの選択になる。

どのようなアーキテクチャ選択を選ぶかだが、単純なビッグブロックは、censorship registanceの面で弱まると感じる。また、Layer1をなるべく変更しないというBitcoinの選択はセーフティであり、自分は好きである。

Lightning Networkに関しては、すでにメインネットで稼働しており、プロトコルの成熟やマスアダプションに向けてやることが沢山残っているので、そちらに取り組んでいく。

というような話をしました。様々な視点での話があり楽しかったです。


Last Updated: 20 Jul 2021

20 Jul 2021:
The development of Ptarmigan is in suspension.

Blockchain x IoT has been one of more highly anticipated fields in the crypto space for a long time. Some look to integrate smart contracts on IoT while others, including Nayuta, attempt to utilize micropayments via Lightning Network.

Although we are also very excited about the potential benefits which LN brings to IoT networks, Lightning on IoT, or what we call “Lightning of Things(LoT)”, still face some major challenges before it’s ready for more common and practical usage.

Integrating LN on smaller IoT devices such…


今回のPtarmigan mainnet releaseは、Reckless versionなので、無くなっても良い金額での使用を期待しています。なるべく多くの人に使ってもらって完成度を上げる必要があるので、ユーザ、レビュワー、開発者を募集するために2つの施策を準備しています。

1. Microsoft Azure Marketplace上に ptarmiganのイメージを準備

2. Lightning Shield for Arduinoをパーツ代原価で100個準備

ここでは2について、もう少し詳しく説明します。

この動画がある程度の概要を説明しています。

Ptarmiganは今回、SPV interfaceを実験的に実装しています。実際に使用したライブラリはbitcoinJです。bitcoinJとPtarmiganの組み合わせで、RasPiZeroの上でLightningノードを建てることができます。

今回はRasPiZeroの小ささを利用して、Arduino Shieldを開発しています(現在簡単な動作は確認取れています)。

エンジニアじゃない方から、Arduino Shieldって何なの?という質問を何度も受けました。まず、Arduinoですが、上の動画の真ん中においてあるボードです。Maker Faireでお馴染みのボードで、組み込みソフト開発に詳しくない人でも電子工作が簡単にできるようになっています。ちなみに自分は以下の動画のように、Androidの顔認識と組み合わせて、目の前にいる人を見続けるカエルを創ってMaker Faireに展示したりしました(笑)。ソフトウェア開発者であっても、このような開発はArduinoが早いのでArduinoを使うことがあります。

Arduinoですが、プログラミングが簡単であるということの他に、様々な電子工作機能を追加するために、様々な種類のスタックできる拡張ボードが準備されていて、それをArduino shieldと呼んでいます。例えば、有名なadafruitsでは以下のように沢山の種類のshieldを準備しています。

例えばモーターを使った電子工作をしたい人は、motor shieldを購入してArduinoの上にスタックし、ソフト開発環境上でライブラリをGUIで指定すれば、非常に簡単に電子工作ができます。Adafruits以外に多くのメーカーから沢山の種類のArduino shieldが発売されています。

今回のLightnign shield for Arduinoは、上記ビデオの中のRasPiZeroと右端にあるe-paperの載ったボードを組み合わせたものとなります。これを使えばArduinoからLightning Networkの機能が使えるので、組み込み開発に詳しくない人でもLightning Networkを利用した電子工作ができる訳です。

Lightning Networkは少額のmicropaymentが国境や会社の壁を超えて行えるという特徴があり、将来のIoTにおいて重要なプロトコルになる可能性があります。

しかし、現在はまだキラーアプリが何かははっきりしておらず、ユーザが機器にビットコイン支払いをするという所にフューチャーが当たって、Geekの間で盛り上がっています。このような状況において、重要なのは開発者を増やすことと、プロトタイピングの回数を増やすことです。そのことにLightning shield for Arduinoが役に立てば良いなと思います。

あと、BitcoinはPeople’s moneyです。Maker Faireと相性がいいというのが個人的意見です。何かLightning shieldを使った電子工作をMaker Faireで見ることができれば嬉しいと思っています。


良く、なぜIoTとLightning Networkを組み合わせると何が良いのか聞かれるので書いておこうと思う。

以下の2枚は説明のために良く使っている資料です。


Lightning Networkについて個人的に感じていることを書きます。

以下は、2年前にMUFGアクセラレータの最終発表会で示した、ビジネスモデル。今はサイドチェーンが出てきたり、色々状況が変わってきているが、プロトコルが本質的にLayer構造になっていくという予想と、ミドルレイヤーに価値が出てくるという部分は大体そんな感じになっていっていると感じてる。今後さらにレイヤー構造が追加されていくかもしれない。

自分達はBitcoinは、とんでもなく大きなイノベーションだと思っている。価値を生み出す所(国家や企業に依存せずに価値を生み出している)と、Trustlessに価値をやりとりするところ(明示的な中間者を挟まずに価値をやりとりできる)が、これまでに無いガバナンス構造であり、ソフトウェアの構造=社会構造となる現代において、非常に大きなイノベーションを起こすプロトコルだと思っている。Ethereumのように、価値のやりとりにおいて、smart contractが使用できる、さらに新しいプロコトルも大きな存在感を示してきていて(自分達はbitcoin maximalistではなく、Ethereumも好きだ)、今後期待があると思うが、やはり価値のやり取りのプロトコルとしてはセキュリティサーフェスが小さいBitcoinが最初にアダプションを迎えると思っている。

Lightning Networkによって、リアルタイムなmicropaymentが可能になり、その上に沢山のアプリケーションが載っていく。このプロトコルはTCP/IPやhttpのように、社会にとって非常に重要なものになっていくだろうと予想している。そして、また、プロトコル自体が成熟していくのに数年かかるのではないかと思っている。

そのような予想のもと、自分達はこのプロトコルをきちんと全部理解したいとえて実装をしている。また、このプロトコルが完成に向けて作られていくところに少しでも参加したいと思って貢献を心がけている。

仕様自体は以下のgithubページに公開されている。

ここを見るだけでもかなり複雑なプロトコルだと分かる。さらに実際に設計したエンジニアによると

Lightning Network = Bitcoinを含むロジカルなプロトコル + 並行処理

で、実際のところ並行処理や排他制御が非常に複雑であり、そちらの設計の方が大変であると言っている。そして、その部分はRFCを読んでいても把握するのは難しい。いくら読み込んだとしても半分しか把握できない(一部の天才除く)。こういう事実自体を知らない人も多いと思う。勿論、そこは各実装に隠蔽されるので、別のレイヤーを創っていくというのもスマートなやり方だとは思うが、最初に述べたように、このプロトコルは非常に大きな価値を持つようになると考えていることと、どこまでがTrustlessなプロトコル仕様に入り、どこからがアプリケーションレイヤーに入るかはビジネスにも大きな影響を与えるため、自分達で実装を行った。

まだReckless Versionではあるが、この部分を把握したエンジニアが複数いることは、このプロトコルが実際に多用され始めたときに大きな意味をもってくると思っている。

Nayuta Lightning Shop: https://shop.nayuta.co/
Ptarmigan: https://nayuta.co/lp/ptarmigan.html
Nayuta Website: https://nayuta.co/


Nayuta CEOの栗元です。今回はPtarmiganの開発背景について書きます。

Nayutaは2015年3月に設立した会社です。IoT関連の業務を行っている最中にcryptocurrencyとIoTを組み合わせると様々なことが可能になりそうだと考えて設立しました。

当初はIoTのプロトタイプ開発をメインの仕事にして、空いた時間でBitcoinやBlockchainの勉強やイベントでの講演を行っていました。

2015年IoTの補助金を貰えることになり、2015年9月から2016年3月にかけてBitcoinを用いた電源コンセントを開発しました。

当時は、IoT x Blockchainと言ってもどのようなアーキテクチャで何を開発すれば良いかはっきりしない中で、様々な実験的な実装を試しました。open-assetプロトコルを用いて権利管理をする実装、マイコン上に簡易的なSPV walletを実装してbitcoin払いの電気の自動販売機にしたりしました。

様々な実験的な実装から、BitcoinとIoTを組み合わせる難しさを色々感じました。特にP2Pとリアルタイム性が両立しないことは、多くのアプリケーションでリアルタイム性を必要とするIoTにおいて非常に厳しいと思いました。当時、プライベートチェーンのコンセプトが話題になっていましたが、その時にLightning Networkの論文を読み、こちらの方が本質的な解決策なのではないかと思い、こちらのサンプル実装を始めました。

こちらは2017年1月に論文に従ってpythonで実装したルーティング機能の無い、ハブ型の2nd Layer paymentのサンプル実装です。Arduinoと接続できるようになっています。

当時は、ルーティングが実際にできるのか分からなかったことと、まずは分かる範囲で実装をしてみるという目的で開発しました。ハブ型であったとしても中間者が盗み取ることができないpaymentシステムという特徴があり、用途はあるのではないかと考えていました。

しかし実際に実装してみると、非常にコーナーケースが多いプロトコルだということが分かりました。これを検証することは非常に難易度が高く不可能に近いと感じました。その時、github上にLightningのRFCが登場し始めたことに気が付きました。

当時はRFC自体がまだ現在のような完成度では無かったのですが、非常に思慮深く検討されているものであることはすぐに分かりました。これは素晴らしいものだと感じたので、理解するためにC言語で実装を始めました。私達は理論を読むよりも実装した方が理解ができると考えるチームです。

段々、実装が動作するようになった時に、以前から実証実験の話があった中部電力さんと一緒に実験しようという話になり、以前作った電源コンセントに搭載して電気自動車への充電実験を行いました。

その後、開発メーリングリスト等に参加するようになって開発を継続しました。他の実装へのフィードバックやLightning Networkのプロトコルアナライザーの提供等、Lightning Networkプロトコル開発全体への貢献も行いました。

また、Adelaideで行われたLightning Developer Summitにも参加しました。

このような経緯の元、今回のメインネットリリースとなっています。

Kenichi Kurimoto

Get the Medium app

A button that says 'Download on the App Store', and if clicked it will lead you to the iOS App store
A button that says 'Get it on, Google Play', and if clicked it will lead you to the Google Play store