メンタルが強い選手とは

メンタルが強い選手

選手を目指しているご両親からメンタルを強くさせるにはどうしたらいいか教えてもらえますか?と質問されることが多い。どうしたらいいのかと考えてみた。

ツアーコーチをしていた時代を振り返ったり、実際自分がプレーしていてメンタルが強いと感じさせられた選手を思い出すと、
大事なポイントで我慢強くプレーされてミスさせられたり自分の精神状態を見抜かれたプレーをされた時である。

結論から言うとメンタルが強いのではなくメンタルをコントロールできる選手が強いという事だと思います。

対戦していて一番嫌なタイプとは

試合を通じて常に気持ちが一定で試合全体をコントロールできる選手。

どんなにスーパーショットを打っても、簡単なミスをしても淡々と試合を進めてくる選手。
この選手の特徴としてはメンタルを自分でコントロールできるのでどんな状況でもテンションがあまり変わらず正確なスイング、戦術、状況判断をできる状態であること。このような相手と対戦した時には『相手がタフだった』という試合分析になります。その選手に勝ったとしても次に対戦する時にはとてもプレッシャーがかかります。

対戦していて一番楽なタイプ

どこかの試合会場で見かけますが全ポイント、『カモーン』とか叫んだりポイント取られたら下を向いて悔やんだり、大声だしたりとか。

このようなタイプの選手はテンションが上がったり下がったりの落差が激しいので正しい判断やゲームを作ることができないです。ジュニアの段階ではスキルが高ければ勝てるかもしれませんが、これが何週も何年も続くと結局自分をコントロールすることができないので試合を捨てる試合が重なります。自分がリスクを犯さなくても試合を捨ててくれるのでもらっておきましょう。
いいプレーをする必要はありません。冷静になれば冷静になるほど相手はコントロールできなくなります。そしてその選手は今日は自分の調子が悪かったから負けたという判断をし次も同じことを繰り返すでしょう。

どうやってメンタルをコントロールできるようにするか

試合でプレッシャーのかかった状況でどのようなプレーをする傾向にあるのかを注意深く見る必要があります。
攻撃的に行き過ぎる選手に対してはテンションを多少抑えさせてプレーさせたり、守備的になりすぎる選手には自分からチャンスを作り出せるようなプレーを心がけさせたりします。

ここで一番大切なことはメンタルのテンションを安定させギャンブルなポイントをできる限り選択しないことです。要するに一番自分がポイントを取れる確率が高い戦術を選んでいくことです。
メンタルがコントロールできないと勝負のポイントで今までしていなかったプレーを急にしたり正しい選択ができなくなります。

具体的には重要なポイントほど守備を固めチャンスを探ることです。

練習中やオフコートでも自分の精神状態を常にコントロールする練習をしてみる必要があると思います。

私生活でも慌てて判断するとミスがでたり焦って行動するとミスになります。そういう状況に自分のメンタルをコントロールして対応する練習をするのも具体的な方法だと思います。

コーチングで気をつけなくてはいけないこと。

指導者が選手の敗戦後に、『精神的に弱い』という言葉を聞いた事があります。ではどういう人が強いのでしょうか。最初に書いたように強いか弱いではなくて『コントロールできるかどうかです』人間の精神力なんて強くなんてなれないと思ってます。
大事なポイントの時、強気!とか自分から行け!とか聞いたことがありますがそれは状況によってです。強気になりすぎてミスヒットしたり相手のグッドショットを攻撃してしまったりしているケースがあります。もちろん守備的になりすぎてはいけませんがあくまでも平常心でポイントに望むことが正しい選択です。
コンスタントなプレーが確立されそれが1試合、1トーナメント、年間のコンスタントな戦績となりランキングに反映されます。

メンタルは強くするのではなくコントロールできるようにするのが正しい方法だと思います。指導力が欠如したコーチほど、選手が負けた時に
メンタルが弱いので罰ランニング何周とかやっているケースがあるようです。ランニングはテニスと別に持久力をつけることやコンディションを整える目的で行う事をお勧めします。。
そんな時間があるなら自信がつくような技術を指導したりメンタルをコントロールできる具体的な方法を指導できるようにしましょう。

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