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学ぶことは変わること

なぜ私たちは学ぶのだろう。そんな疑問にひとつの答えを示してくれた大学の先生の忘れられない言葉。

なぜ勉強することが必要なんだろう。

まだ僕が若かったころ。今よりずっと若かったころ。
大学で授業を受けていたときのことだった。

60代のイギリス人男性の先生の英語の授業の最中は、しっかりと授業に望んでいた生徒が教室内の前の方に集まって座り、勉強をする気のないだらけた生徒たちは後方に座って、室内の生徒は前後2つに分かれて授業を受けていたものだった。

あるとき、その後方に座った生徒たちが、授業も聞かずにガヤガヤとお喋りに夢中になっていたとき、その先生は黒板の前から後ろの方へ歩いて行って、こう怒った。

「Out!!! (出て行きなさい!!!)」

大きな声で怒鳴ったので、教室内は一瞬にして静まり返った。

そして、シーンとなったところで、加えてその先生はこう言ったのだった。

「Learning is changing. (学ぶことは変わることだ)
Did you change?(君は何か変わったのか?)」

後方の生徒たちはポカーンとなり、教室内はそのまま1分くらいシーンとなっていた。

その後、後方の生徒たちも静かになり、また授業は再開されたけど、僕はそのときの言葉にハッとさせられて、その後もずっと忘れられないでいる。

Learning is changing.
学ぶことは変わること。

学ぶことで、新しい知識を得たり、新しいスキルを身につけたりできる。
新しい知識やスキルを身に付ければ、それまでの自分と変わることができる。

そんな気づきを与えてくれる言葉だった。


ジョギングしたり、英語やプログラムを勉強したり、文章を書いたりと、何か新しいことにチャレンジする度に、その言葉を思い出して、こう考える。

自分はしっかり学んだか。
学んだことで新しいものを身につけて、変わることができたか、と。

だから、今の自分を変えたいと思ったなら、学ぶことが必要なのだ。自分を変えるためには、学びが欠かせない。

「なぜ勉強するのか」は、よく子供が親や教師に聞くことだと思うけれど、僕にとってはこのときの大学の先生の言葉がその答えだろう。

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